股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ヴィンセントが教えてくれたこと

2015年09月07日 02時53分25秒 | 映画評論ア行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年9月4日
監督:セオドア・メルフィ
出演:ビル・マーレイ,メリッサ・マッカーシー,ナオミ・ワッツ,クリス・オダウド,テレンス・ハワード
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アルコールとギャンブルが大好きで、ちょっとクセのあるヴィンセントは、隣家に引っ越してきたシングルマザーの12歳の息子、オリバーの世話をすることになる。酒場や競馬場へと連れ回し、ろくでもないことを教え込むヴィンセントに反発するオリバーだったが、嫌われオヤジに隠された真の優しさや心の傷に気付いてから、徐々に二人は心を通わせていき……。
人生に空虚感を抱き始めた気難しい中年男が、面倒を見ることになった12歳の少年と奇妙な友情を育み、生きる活力を得ていく人間ドラマ。主演は『ロスト・イン・トランスレーション』などのビル・マーレイ、両親の離婚により大人びた少年役のジェイデン・リーベラーが、ビルと絶妙な掛け合いを見せている。監督・脚本を手掛けたセオドア・メルフィは、本作で第72回ゴールデングローブ賞作品賞にノミネートされた。

第72回ゴールデングローブ賞作品賞にノミネートされた本作。中年男と少年の奇妙な友情を描いた本作は、北米でわずか4館の限定公開でスタートしながらも、口コミによって2500スクリーンに拡大したそうです。中年男演じるビル・マーレイのコミカルな演技がどこか憎たらしくて憎めないキャラになっています。子役の男の子も演技お上手。言ってしまえば王道のストーリー。きっとこうなるだろうなと予想はついていながらも、最後の少年のスピーチの場面にウルッときてしまいました。やりたい放題の自分勝手な中年オヤジだけど、彼にも今までにたくさんの幸せと不幸があったわけで…誰にだって愛している人がいて、愛されたいと思う人がいる。自分にもヴィンセントのような人が近くにいたら良いなぁって純粋に想いました。あんだけお金のことで揉めてたのに、その後の話が無かったようにされてたりして粗が少しありますが、こういう静かな感動を味わえる温かい気持ちさせてくれる作品ってとても好きです。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)

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