股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

おみおくりの作法

2015年09月09日 16時30分33秒 | 映画評論ア行
製作年:2013年
製作国:イギリス/イタリア
日本公開:2015年1月24日
監督:ウベルト・パゾリーニ
出演:エディ・マーサン,ジョアンヌ・フロガット,カレン・ドルーリー,アンドリュー・バカン
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公務員のジョン・メイは、ロンドン南部ケニントン地区で亡くなった身寄りのない人々の葬儀を執り行う仕事をしている。いくらでも事務的に処理できる仕事だが、律儀な彼は常に死者に敬意を持って接し、亡くなった人々の身内を捜すなど力を尽くしていた。糸口が全て途切れたときに初めて葬儀を手配し、礼を尽くして彼らを見送ってきたが…。
『ベラミ 愛を弄ぶ男』などのプロデューサー、ウベルト・パゾリーニが監督を務め、身寄りのない人の葬儀を行う地方公務員の姿にスポットを当てた人間ドラマ。『戦火の馬』などのイギリスの実力派俳優エディ・マーサンを主演に迎え、心を込めて死者を弔う孤独な男の生きざまを描く。主人公が淡い思いを抱く女性を、テレビドラマ「ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~」などのジョアンヌ・フロガットが好演。人生の最期にまつわる、ほろ苦くて切なく優しい物語に魅了される。

海外版「おくりびと」を想像していましたが、「おくりびと」よりも静かに話が進む映画でした。主人公ジョン・メイは真面目に仕事をこなす人間。誰にもお見送りされずに孤独に死んでいく人が多い現代社会。他人事とは思えないような、考えさせられる作品でした。淡々と物語は進んでいきますが、ジョン・メイの誠実な人柄が魅力的であり、人を弔うことの大切さ、そして死と向き合うことの大切さを彼から教えられました。意外なラストでしたが、他人のために生きてきたジョン・メイが最後は救われた(?)気がして良かったです。泣けはしませんでしたが…うん、誠実に生きなきゃな(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)

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