股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

繕い裁つ人

2015年09月12日 00時28分32秒 | 映画評論タ行
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2015年1月31日
監督:三島有紀子
出演:中谷美紀,三浦貴大,片桐はいり,黒木華,杉咲花,伊武雅刀,中尾ミエ,余貴美子
official site

市江は祖母が始めた洋裁店を継ぎ、町の仕立て屋の2代目店主として日々年季の入ったミシンの前に座っている。彼女が職人技を駆使して丁寧に仕立てる洋服は、依頼人たちを喜ばせていた。職人気質の市江はブランド化の依頼にも目もくれず、その服に袖を通すたった一人のためだけのオーダーメイド服を縫うだけで幸せだったが…。
『嫌われ松子の一生』などの演技派女優中谷美紀を主演に迎え、池辺葵のコミックを映画化した心に染みる人間ドラマ。クラシカルなミシンで洋服を作る職人肌の主人公と、彼女を取り巻く人々が織り成す物語を紡ぐ。『永遠の0』などの三浦貴大や『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した黒木華ら実力派俳優たちが共演。『しあわせのパン』などの三島有紀子監督による、服を通して結び付く人々を描く心温まる物語に魅了される。

伝統を受け継いで洋服を作り続ける女性が、周囲の人々と触れ合う中で成長していく物語。大量生産することなく、世界に1つだけの特別な洋服を作っていく市江の職人技が光っていました。祖母からの技術を受け継ぐことは確かに大切なことだけど、この先の未来には市江自身の気持ちも必要になってくる。それを気付かせてくれたのは周りの人たち。市江が洋服を作る上で本当に大切な事は何かを知ることが出来て本当に良かった。しかし様々な洋服が劇中に登場していきますが、市江の洋服に込める想いというものが少し見えづらかったかなと思いました。どういう生地を使って、どういう工程で洋服が作られていくのか。その流れが描かれていなかったので、「本当に市江って裁縫の技術あるの??」と疑ってしまった。そもそも服のデザインが現代とは思えないほど、中学生が言うようにダサいような(笑)服の持ち主たちのエピソードも描かれておらず共感出来なかったのも残念。中身は薄くて、ファンタジーのような雰囲気映画でした。てか夜会って??

この作品の評価・・・・★★★☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする