股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

噂のギャンブラー

2013年05月05日 00時30分07秒 | 映画評論ア行
製作年:2012年
製作国:アメリカ,イギリス
2013年1月19日公開
監督:スティーブン・フリアーズ
出演:ブルース・ウィリス,レベッカ・ホール,キャサリン・ゼタ=ジョーンズ,ジョシュア・ジャクソン
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個人客専門のストリップダンサーをしていたベスは、ひょんなことからスポーツブックを生業とする噂のギャンブラー、ディンクたちのアシスタントをすることになる。徐々に才能を発揮し、スポーツブックにのめり込んでいったベスは、仕事だけの関係ではなく、ディンクに魅かれるようになっていく。しかしディンクには妻がいて、関係は進展しない。ある日、ディンクはベスに関係を断ち切ると告げるが、その後ディンクはスポーツブックに負け続ける。そして、賃金がうまく回らなくなり、仲間をないがしろにしてしまう。一方、ディンクたちの元を離れたベスは、ニューヨークの違法スポーツブックに手を出し、ジャーナリストのボーイフレンドを巻き込んで逮捕されそうになる。助けを求めるベスのためにディンクたちは再び集結するが、はたしてベスを救うことはできるのか?
実在の女性プロ・ギャンブラー、ベス・レイマーの自伝を、「ハイ・フィデリティ」「クィーン」のスティーヴン・フリアーズ監督、「ザ・タウン」のレベッカ・ホール主演で映画化。共演はブルース・ウィリス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ジョシュア・ジャクソン。スポーツ賭博に人生を捧げた個性豊かな面々が繰り広げる悲喜こもごもの人間模様と、そんな刺激的な世界に飛び込んだヒロインの波瀾万丈の日々をユーモラスに綴る。

これが実話だというから人生は何が起こるか分からないものだ…。楽をして生きようとすると、後で罰が当たるのか。実話のせいか、印象に残るようなシーンも無いし派手なシーンもない。こんなに地味な話を映画にしようとしたのは何故だろう?女性ギャンブラーってカッコいいし、ギャンブラーって男性のイメージがあったので、そこだけは新鮮だったけどね。「カイジ」くらい分かり易い話なら良かったのに。ブルース・ウィリスもキャサリン・ゼタ=ジョーンズも、出る作品を考えた方がいいと思う。てかキャサリン・ゼタ=ジョーンズって老けた!?

この作品の評価・・・・57点
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藁の楯 わらのたて

2013年05月04日 15時55分21秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2013年
製作国:日本
2013年4月26日公開
監督:三池崇史
出演:大沢たかお,松嶋菜々子,藤原竜也,岸谷五朗,伊武雅刀,永山絢斗,山崎努
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少女が惨殺される事件が起き、殺人事件の懲役を終えたばかりの清丸が指名手配される。清丸を殺せば10億円の謝礼を支払うという新聞広告が出され、身の危険を感じた清丸は福岡県警に自ら出頭。清丸の命が狙われるという状況下、警視庁警備部のSP銘苅と白岩は凶悪犯を移送することになる。
『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズで知られる漫画家の木内一裕の小説家としてのデビュー作品を、三池崇史監督が映画化したサスペンス・アクション。凶悪な殺人犯に10億円の懸賞金がかかり、犯人を移送することになった刑事たちの緊迫した道程をスリリングに描く。正義とは何かと揺れる思いを抱きながら、命懸けで犯人を移送する警視庁警備部SPを演じるのは大沢たかおと松嶋菜々子。少女を惨殺した殺人犯には藤原竜也がふんする。常に油断できない展開であっといわせる三池監督の演出が、サスペンスで生かされることが期待できる。

報酬1億円で殺人犯を殺すという面白そうな設定に興味がわき観に行ってきました。第66回カンヌ国際映画祭コンペティション公式選出されたくらいだから、つまらないわけないと思いましたが…。たしかにアクションシーンは凄いと思います!高速道路や新幹線の中でのアクションはドキドキしました。誰がいつ襲ってくるのか分からない状況に「あいつも危険?いやっ、こいつも危険??」と色々と想像してしまいます。でも物語に展開があまり無いというか…ひたすら命懸けで凶悪犯を移送しているという印象しかありません。途中までは緊張感もあったのに、車で逃げ始めてから緊張感も薄くなってきてしまった。ラストも予想できる範囲だし…。所々、救急隊を疑ったり、逆に抵抗も無くあっさり受け入れてるシーンがあったけど、その違いは何だったのだろう??キャストの演技が良かっただけに、もう少しヒネリがある作品にして欲しかったです。
タクシードライバーのオバちゃんのその後が気になります(笑)

この作品の評価・・・・67点
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図書館戦争

2013年05月03日 14時39分49秒 | 映画評論タ行
製作年:2013年
製作国:日本
2013年4月27日公開
監督:佐藤信介
出演:岡田准一,榮倉奈々,田中圭,福士蒼汰,西田尚美,橋本じゅん,栗山千明,石坂浩二
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メディアに対する取り締まりを正当化する法律“メディア良化法”が施行されてから30年がたった日本。読書の自由を守るための自衛組織“図書隊”の隊員にかつて助けてもらった笠原郁は、憧れの図書隊員になる。担当教官・堂上篤の厳しい指導を受け、女性で初めて図書特殊部隊に配属された郁。そんなある日、図書隊とメディア良化委員会の対決が避けられない出来事が起きる。
『阪急電車 片道15分の奇跡』などの原作者、有川浩の代表作を基に、岡田准一と榮倉奈々が本を読む自由を守る自衛組織の隊員にふんするSFアクション。国家によるメディア検閲が正当化されている架空の社会を舞台に、“図書隊”の新人女性隊員が鬼教官や仲間たちに助けられながら、知る権利や本を読む自由を死守すべく戦いに身を投じていく。田中圭や栗山千明、石坂浩二など豪華なキャストが共演。『GANTZ』シリーズなどの佐藤信介がメガホンを取る。本格的な戦闘シーンと共に、登場人物たちの恋の行方からも目が離せない。

原作は未読ですが、なかなか楽しめた作品でした♪アクションシーンと恋愛ネタが上手く混ざり合っていて爽やかな映画に仕上がっています。“たかが本”だけど“されど本”。「本を焼く国は人を焼く」という映画冒頭の台詞に納得しました。どの国であっても誰であっても“自由”は必要だ。何でもかんでも規制するのはやっぱり良くないと思います。だって週刊誌の袋とじとかも駄目なんでしょ?んー耐えられない(笑)こういう世界が現実に起きないことを祈ります。世の中に対して、正しいことを主張するために戦い続ける気持ちって大切なんだと感じました。架空の世界の話ではあるけれど、表現の自由っていう問題について考えさせられる作品でした。久しぶりに図書館に行きたくなりました(笑)

それにしても岡田准一はめっちゃカッコイイ!!「SP」の時のアクションも凄かったけど今回も素早いアクションをこなしています。ラストシーンは、やっぱりそうきたか!って思う終わり方でした。これは続編を作っていただいて恋の進展が気になります。

この作品の評価・・・・77点
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インポッシブル

2013年05月02日 01時32分19秒 | 映画評論ア行
製作年:2012年
製作国:スペイン/アメリカ
2013年6月14日公開
監督:フアン・アントニオ・バヨナ
出演:ユアン・マクレガー,ナオミ・ワッツ,トム・ホランド,サミュエル・ジョスリン
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2004年末、マリアとヘンリーは、3人の息子と共にタイにやって来る。トロピカルムードあふれる南国で休暇を過ごすはずだったが、クリスマスの次の日、彼らは未曾有の天災に巻き込まれる。一瞬にして津波にのみ込まれ、散り散りになった家族はそれぞれの無事を祈りつつ再会への第一歩を踏み出す。
ナオミ・ワッツとユアン・マクレガーが主演を務め、スマトラ島沖地震後に発生した津波に遭遇した一家の実話を基に描く感動の人間ドラマ。突如襲った災害により一時は離散してしまうも、諦めることなく生き抜いた家族の絆を描き出す。監督を務めるのはデビュー作『永遠のこどもたち』も好評だったスペインの新鋭フアン・アントニオ・バヨナ。危機的状況の中、サバイバルする人々の姿をパワフルな映像と胸打つ物語でつづるバヨナ監督の手腕にうなる。

上半期注目作品の1つだった「インポッシブル」。運良く試写会が当たったため公開よりも1ヶ月以上先に観ることが出来ました♪主演のナオミ・ワッツは演技を高く評価され、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネートされました。
舞台は2004年のタイ。スマトラ島沖地震で発生した津波によって流され、離れ離れになった家族5人を描いた作品です。映画ということを忘れるほどのリアルな津波のシーンは、3.11の東日本大震災の際に毎日のようにテレビで流れていたあの津波の映像とほぼ同じでした。家が流され、木が流され、人が流される…2年前のあの日、日本でも同じ事が起きていたのかと思うと胸が苦しくなりました。

ヘンリー一家5人も津波によって流されてしまいます。地獄絵図のような光景に彼らが思ったことはただ一つ“家族に会いたい”ということ。長男と母マリアが助け合って生きようと歩き続けるシーンに感動しました。そして子供たちのたくましさが心に残りました。絶望の中でも他人を助けようという気持ち。“自分だけが良ければ…”なんて気持ちは駄目なんだ。この映画で人間として大切な事を教わった気がします。津波ですら流せなかった“家族の絆”。人間の強さと成長。いまの日本にはこの映画が必要だと思う!!もちろんヘンリー一家のように家族全員が助かった人なんて僅かだと思う。実際は津波によって大切な家族を失った人がたくさんいる。それを忘れてはいけない…。感動のラストシーンで映る1枚のメモが全てを物語ってる。

ナオミ・ワッツをはじめ、キャスト陣の演技が本当に素晴らしかったです!家族の再会のシーンは涙が止まりませんでした。ぜひぜひ劇場でご覧ください!

この作品の評価・・・・87点
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