股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

オールド

2022年02月10日 11時58分37秒 | 映画評論ア行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年8月27日
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル,ヴィッキー・クリープス,ルーファス・シーウェル
映画『オールド』公式サイト

バカンスを過ごすため美しいビーチを訪れ、それぞれに楽しいひと時を過ごすキャパ一家。そのうち息子のトレントの姿が見えなくなり、捜してみると彼は6歳の子供から青年(アレックス・ウルフ)へと成長した姿で現れ、11歳の娘マドックスも大人の女性(トーマシン・マッケンジー)に変貌していた。不可解な事態に困惑する一家は、それぞれが急速に年老いていることに気付く。しかしビーチから逃げようとすると意識を失なってしまい、彼らは謎めいた空間から脱出できなくなる。
『シックス・センス』『スプリット』などのM・ナイト・シャマラン監督によるサバイバルスリラー。バカンスで秘境のビーチを訪れた一家が、異常な速さで時間が進む奇妙な現象に見舞われる。謎めいたビーチから脱出すべく奮闘する一家の父を『モーターサイクル・ダイアリーズ』などのガエル・ガルシア・ベルナルが演じ、『ファントム・スレッド』などのヴィッキー・クリープス、『ライ麦畑で出会ったら』などのアレックス・ウルフのほか、トーマシン・マッケンジー、エリザ・スカンレンらが共演する。

M・ナイト・シャマラン監督作品は毎回観てきましたが、個人的にはあまり好みじゃない監督。よく分からない展開と、微妙なオチが多い印象。ですが、今回は最後までなかなか楽しめる内容でした。異常な速さで時間が進むビーチに取り残された人々の恐怖と脱出劇を描いたサバイバルスリラー。アイデアとして新鮮で面白い!切り傷や骨折がすぐに治ってしまうことや、子供たちが急激に成長していく展開など、見どころも多い。みんな死ぬのか!?脱出できるのか!?助けは来るのか!?そして意外な結末でした。未来の医学のためということか…未来のための犠牲と考えると、なかなか複雑な気持ちになりました。逆らうことのできない“老い”と、誰にでもいつかは必ず訪れる“死”。考えさせられました。“自分ならどうするか?”シャマラン監督からのリアルで怖いメッセージを感じました。
しかし異常なスピードで進むビーチからの脱出劇の中で、辻褄が合わないような部分もあったのは事実。最後のオチもあっさりしていましたけどスッキリしました。アイデア勝ちと言っていいでしょう。オチが分かりやすいシャマラン監督作品は久しぶりだし、今回は合格点をあげたい!!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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