股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

凍える牙

2013年09月18日 12時26分47秒 | 映画評論カ行
製作年:2012年
製作国:韓国
日本公開:2012年9月8日
監督:ユ・ハ
出演:ソン・ガンホ,イ・ナヨン
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車中にいた男の体が突如として燃え上がり、車ごと全焼する事件が起きた。ベテランのサンギルと元白バイ警官の新人ウニョンの二人が事件を担当するが、サンギルは自殺だと判断。だが、遺体に獣のかみ跡があり、腰に締めたベルトに発火装置と強い引火性のある化学物質が見付かる。さらに、被害者が麻薬絡みの犯罪者であったことを突き止めたサンギルたちは、彼の周辺を念入りに調べていく。そんな中、被害者の知人である前科者が、おおかみとも犬ともつかぬ獣に殺されるという新たな事件が起きる。
人気作家・乃南アサの直木賞受賞作を基にした、クライム・サスペンス。原因不明の人体発火事件を追い掛けるベテランと新人の刑事コンビが、犬とおおかみを交配させた“殺人犬”が絡む驚がくの真相と対峙していく。『マルチュク青春通り』のユ・ハがメガホンを取り、緩急自在なタッチで異様な事件の行方を活写。『グエムル -漢江の怪物-』などのソン・ガンホが、出世コースから外れた哀愁漂う中年刑事を力演する。彼とコンビを組む刑事に『悲夢(ヒム)』のイ・ナヨンがふんし、バイクを駆る迫力のアクションを体当たりでこなしている。

なんと原作が日本の小説なんですね!韓国映画らしく仕上がっていたと思います。原因不明の人体発火事件を追い掛けるベテランと新人の刑事コンビのサスペンス・ミステリー作品。韓国人の名前がたくさん出てくるので途中でちょっと混乱しました…。猟奇的な事件なので真相が気になるところですが、事件よりも警察内部の人間関係の方が多く描かれているのが残念なところ。中盤で犯人が分かってしまう点も勿体ない。せっかく韓国で映画化したのだから、もう少しグロさも欲しかったところ…。
しかし日本の原作を韓国が映画化したのは正解だと思う。日本じゃこれほどのリアルさは出せないだろう。

この作品の評価・・・・66点

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