股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

奴隷の島、消えた人々

2017年05月10日 16時45分59秒 | 映画評論タ行
製作年:2015年
製作国:韓国
日本公開:2017年1月17日
監督:イ・ジスン
出演:パク・ヒョジュ,ペ・ソンウ,イ・ヒョヌク,リュ・ジュンヨル

天然塩の生産地として知られる離島で起きた殺人事件のニュースが韓国内を駆け巡り、人々に衝撃を与える。さらに一般市民を驚かせたのは、塩田関連施設で知的障害のある人たちが人身売買により奴隷並みに強制労働させられていた現実だった。さらに事件を追っていたテレビ局の記者ヘリは、意識不明となってしまい…。
『極秘捜査』などのパク・ヒョジュをヒロインに迎え、韓国で実際に起きた事件を基に描く社会派ドラマ。知的障害のある人々が奴隷のように働かされる事実を取材する記者が遭遇した思いも寄らない出来事を、緊迫感あふれるタッチで映す。『私を忘れないで』などのペ・ソンウや『グローリーデイ』などのリュ・ジュンヨルらが共演。韓国社会の暗部をあぶり出す衝撃的な物語に戦慄が走る。

韓国で起きた実際の事件を基にした作品。障害者が奴隷のように働かされてるという情報を基に取材する記者たちに降りかかる恐怖を描く。ドキュメンタリーのようなモキュメンタリータッチで緊張感漂う演出で最後まで楽しめました。韓国の閉鎖的な島が舞台になっていますが、日本でも宗教団体であったり、地方の小さい村では、こんな事が今でも起きているのではないか?そんな事を考えると怖くなります。罪を隠すためには新たな罪を平気で犯す。人間の愚かさが浮き彫りに見える映画でした。徐々に島の住人たちの正体や、途中で起きる殺人事件の真相が明らかになっていきます。何か起こりそうな緊張感あるものの、殺人犯の正体が判明するラストまでは、何か欠けるものがあって物足りなさがありました。前半に何か引き付ける展開があれば良かったかも。犯人の正体が分かって驚きはありましたが、もう少し捻りがあれば良かったかと思います。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)

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