股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

花束みたいな恋をした

2021年02月02日 22時59分13秒 | 映画評論ハ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2021年1月29日
監督:土井裕泰
出演:菅田将暉,有村架純,清原果耶,細田佳央太,オダギリジョー,戸田恵子
映画『花束みたいな恋をした』公式サイト

ある晩、終電に乗り遅れた大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、東京・京王線の明大前駅で偶然出会う。お互いに映画や音楽の趣味がよく似ていたこともあり、瞬く間に恋に落ちた二人は大学卒業後、フリーターとして働きながら同居を始める。ずっと一緒にいたいと願う麦と絹は、今の生活を維持することを目標に、就職活動を続ける。
『コーヒーが冷めないうちに』などの有村架純と『帝一の國』などの菅田将暉を主演に迎えた恋愛物語。東京・井の頭線の明大前駅で終電を逃してたまたま出会った男女と、全ての事柄が絡み合いながらリンクしていく様子を描写する。有村が主演を務めた『映画 ビリギャル』などの土井裕泰が監督を務め、ドラマ「東京ラブストーリー」「カルテット」などの脚本家・坂元裕二が脚本を書き下ろした。

偶然出会ったことから始まる若い男女のラブストーリー。等身大の恋愛というか、親近感を感じる恋愛というか、いまを生きる若者たちのリアルな恋愛ってこんな感じなんだろうというか、共感できる部分が多くて思わずクスっと笑ってしまうような場面が多くて楽しめました。話してて好きなモノが一緒だっと知った時の興奮だったり、付き合うか付き合わないかのドキドキだったり、デートが終わって家に帰ってきたら親にグチグチ言われて現実に引き戻される気持ちだったり、あぁー!わかるわかる!と若かった頃の感情が蘇ってきました。終電を逃したことで出会った麦と絹。これだけ趣味や価値観が同じなら、そりゃあ運命だと思っちゃいますよね。でもどれだけ綺麗な花束であっても、ずっと美しさが続くわけじゃない。麦と絹のスタートがあまりに理想的で完璧な恋愛だっただけに、少しでも崩れてしまうと、現状維持を保つことは難しいのかもしれない。出会いは別れの始まり…。大学生の恋愛と社会人の恋愛って、やっぱり好きとか勢いだけじゃ上手くいかないんだよなぁ…。共感から価値観のズレが出てくる様子がとてもリアルに描かれていて、誰が観ても共感できる部分がきっと見つかると思います。自分にとっての幸せなんて人それぞれなのだと。あの時の幸せが、あの時の失敗があるから、今の自分があるのだと教えてくれる映画でした。最後に麦と絹が出した答えが素敵だったし、ラストのファミレスのシーンが印象的。どんなに好きでも、泣きながら抱き合っても、恋愛って上手くいかないから不思議だ。そして伏線の回収が見事でした!
映画なんだけど、ずっと小説を読んでるような不思議な感覚の作品でした。でもちょっとご都合主義な部分もあったり…。上目遣いの有村架純は可愛すぎた。でもこれってカップルで観たら、観終わった後で気まずくなりません??それと、どれだけ好きな相手とでも駅から徒歩30分の家には絶対に住みたくない(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« レイニーデイ・イン・ニュー... | トップ | ある人質 生還までの398日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画評論ハ行」カテゴリの最新記事