股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

やっぱり契約破棄していいですか!?

2020年12月19日 01時05分22秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2018年
製作国:イギリス
日本公開:2019年8月30日
監督:トム・エドマンズ
出演:トム・ウィルキンソン,アナイリン・バーナード,フレイア・メイヴァー

小説家になる夢がかなわず絶望したウィリアム(アナイリン・バーナード)は、暗殺件数のノルマをこなせず引退に追い込まれたベテランの殺し屋レスリー(トム・ウィルキンソン)と出会う。ウィリアムは、レスリーに1週間以内に自分を暗殺するよう依頼する。ところがその矢先、出版社勤務のエリー(フレイア・メイヴァー)から電話がきて、小説を出版するチャンスが訪れる。
小説家志望の青年が殺し屋と交わした契約をめぐるブラックコメディー。小説家に『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』などのアナイリン・バーナード、殺し屋に『イン・ザ・ベッドルーム』などのトム・ウィルキンソン、主人公に希望をもたらす女性に『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』などのフレイア・メイヴァーがふんする。メガホンを取るのは、本作で長編デビューを飾るトム・エドマンズ。

自殺願望のある青年とクビ寸前の年配の殺し屋の“契約”をめぐる騒動を描いたブラックコメディー。夢が叶わず絶望して何度も自殺を試みるものの上手く死ねない青年が、殺し屋との間に自分を殺害する契約と結ぶのです。しかしその矢先、青年に夢が叶うチャンスが訪れたことから、歯車が狂っていきます。
ブラックコメディーっていうくらいなので、笑いもありグロさもありとドタバタな展開が続きます。“自殺”をテーマにしていますが明るい雰囲気に仕上がっています。死に方を希望するけど手持ちの金が足りなくて却下される場面や無関係の人が巻きこまれる展開は面白い!しかし話のネタとしては面白いものの、もう少しテンポよく作れたのでは?と思ってしまう場面が何度か。色々と起きるわりには話があまり進まない。普通に考えたら、さっさと銃で撃って殺せばいいものの、そこはブラックコメディーのせいなのか、撃ちそうで撃たないシーンが何度もあってモヤモヤしてしまいました。主人公の青年ウィリアムが自殺願望から生きる希望への心境の変化が小説家の夢よりも女の子とイチャイチャのおかげで変わったようにしか見えなったのは残念というか面白い。殺し屋の老人も頑なに現役にこだわる理由がいまいちピンときませんでした。
最後はウィリアムの希望が叶った終わり方でしたが、そこも普通に考えたら事故で死にそうな人間に対して何故拍手するの?と、またモヤモヤが…。まぁまぁ楽しめるけどちょっと淡々としすぎたかな。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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