股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

聖の青春

2017年04月11日 12時20分00秒 | 映画評論サ行
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年11月19日
監督:森義隆
出演:松山ケンイチ,東出昌大,染谷将太,安田顕,柄本時生,竹下景子,リリー・フランキー
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幼少期から難病を患う村山聖は、入退院を繰り返す中で将棋と出会い、15歳で森信雄に師事する。10年後、名人になる夢をかなえるべく上京した聖は周囲に支えられながら将棋に全力を注ぎ、七段に昇段したころ、同世代で名人のタイトルを獲得した羽生善治に激しいライバル心を抱く。さらに将棋に没頭する聖だったが、がんが彼の体をむしばんでおり…。
29歳の若さでこの世を去った天才棋士・村山聖の生涯をつづる大崎善生のノンフィクションを、松山ケンイチ主演で映画化。幼いころより患う難病と闘いながら将棋の道を突き進んだ村山の壮絶な人生を、羽生善治をはじめとする同世代の棋士との死闘や、彼を支える師匠や両親たちの愛を通して描く。『宇宙兄弟』などの森義隆がメガホンを取り、『マイ・バック・ページ』などの向井康介が脚本を担当。大幅な体重増量など徹底した役作りに挑んだ松山の熱演が光る。

29歳の若さで亡くなった天才棋士・村山聖さんの生涯をつづった本作。個人的に将棋は全然やらないし、村山聖さんという人も知りませんでした。 “東の羽生 西の村山”と言われるほど羽生善治さんのライバル的な存在だったんですね。病魔に侵されながらも、勝つことにこだわり諦めず戦い続けた村山聖さんの姿に感動と尊敬を感じました。天才と言われていながらも、中身は普通の20代の男性。羽生さんとの食事で緊張して会話が続かなかったり、「死ぬまでに女を抱いてみたいな」なんて言っちゃうところに親近感を覚えました。正直、将棋に興味が無い人にとってはあまり興味が湧く作品ではありませんし、万人受けする作品ではないのは確かです。でも残された時間を痛みに耐えながら命を懸けてまで好きな事に注ぐ姿は、人として同じ20代として共感したり勇気をもらいました。松山ケンイチはこの役のために体重を増やしたそうですが



この変わりよう。凄いの一言です!羽生善治役の東出昌大も大根演技でしたが今回はハマり役でした。真剣で緊張感を感じられる対局中のシーンはとても良かった。しかし将棋棋士を描いた映画なのだから、もっと対局シーンを増やして欲しかったです。最後の羽生さんとの対局も長くなってもいいから丁寧に細かく見せてほしかった。村山聖さんの生涯を描いているなら、将棋に関係のないシーンが多すぎて淡々とし過ぎている気がしました。僕が将棋に詳しければ楽しめのかな?

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)

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