股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

女と男の観覧車

2019年02月13日 17時34分02秒 | 映画評論ア行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年6月23日
監督:ウディ・アレン
出演:ケイト・ウィンスレット,ジャスティン・ティンバーレイク,ジュノー・テンプル
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1950年代のコニーアイランド。遊園地のレストランでウエイトレスとして働く元女優のジニー(ケイト・ウィンスレット)は、再婚同士の夫と自分の連れ子と一緒に、観覧車の見える部屋に住んでいた。平凡な日々に幻滅し、海岸で監視員のアルバイトをしている脚本家志望のミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)とひそかに交際するジニーだったが、ある日久しく連絡がなかった夫の娘が現われたことで歯車が狂い始め……。
オスカーの常連ウディ・アレンが監督を務めた人間ドラマ。1950年代のアメリカを舞台に、男女の恋と欲望、人生の切なさが描かれる。安定を願う一方で、刹那的な恋に身を投じる主人公を『愛を読むひと』などのケイト・ウィンスレットが演じるほか、ミュージシャンのジャスティン・ティンバーレイク、『午後3時の女たち』などのジュノー・テンプル、『ゴーストライター』などのジム・ベルーシらが出演。3度のオスカーに輝き、『カフェ・ソサエティ』でもアレン監督と組んだヴィットリオ・ストラーロが撮影を担当した。

ニューヨークのコニーアイランドを舞台に、男女の恋と欲望を描いた人間ドラマ。ウエイトレスをしているジニー。夫のハンプティ。夫の娘のキャロライナ。海岸で監視員をしているミッキー。ジニーの連れ子のリッチー。それぞれの欲望が渦巻くストーリーはウディ・アレンらしさが光る作品になっていました。娘との関係や、夫との関係ジ、息子の放火癖によってジニーが徐々に精神的に病んでいく展開は怖くもありながら面白かったです。ケイト・ウィンスレットの嫉妬に狂う演技は見事!長いセリフ回しも舞台を観ているかのようで素晴らしかった。でも「タイタニック」のローズもさすがに老けたなという印象(笑)ジニーのように人生上手くいかないことばかりの中で、無いものねだりする人間ってこんなものだと思います。人間の愚かさや傲慢さは誰もが持っているものだから。けど登場人物に共感できる部分は少ないのかな…(笑)男女の恋愛だとドロドロな作りになりがちですが、そこはウディ・アレン!コミカルに仕上げてくるところが、さすが巨匠です。
50年代のアメリカのレトロな雰囲気も好きでした。あんな観覧車乗ってみたい!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)

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