股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

マダムのおかしな晩餐会

2019年07月14日 11時42分52秒 | 映画評論マ行
製作年:2016年
製作国:フランス
日本公開:2018年11月30日
監督:アマンダ・ステール
出演:トニ・コレット,ハーヴェイ・カイテル,ロッシ・デ・パルマ
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パリに引っ越してきた裕福なアメリカ人夫婦のボブ(ハーヴェイ・カイテル)とアン(トニ・コレット)は、セレブの友人たちを招いて晩餐会を開こうとするが、招待客の数が不吉な13人になる。急きょスペイン人のメイドのマリア(ロッシ・デ・パルマ)を神秘的な女性に仕立て上げ晩餐会に同席させるが、彼女が酒を飲み過ぎて下劣なジョークを言ってしまう。
身分を隠して晩餐会に出席したメイドに客の紳士が一目ぼれしたことから騒動が起こるロマンチックコメディー。アメリカ人の妻と夫を『リトル・ミス・サンシャイン』などのトニ・コレットと『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』などのハーヴェイ・カイテル、晩餐会に波乱をもたらすメイドを『ジュリエッタ』などのロッシ・デ・パルマが演じる。脚本家としても活動しているアマンダ・ステールがメガホンを取る。

人数合わせのために急遽、身分を偽って晩餐会に参加させられたメイドに、隣の席に座った裕福な紳士が惚れてしまう騒動劇を描いた作品。どんなにセレブな人間でも裏の顔があり決して幸せとは限らない。女主人のアンの周囲を気にしてメイドのマリアに見下した態度を取る姿も面白いし、富裕層の紳士デビットに惚れてメイドという立場を忘れて恋に走るマリアの姿も面白い。「家族同然よ」と言いつつ冷たい態度を取るアンを見ていると階級差や富裕層と貧困層の差を感じられます。結婚していても不倫なんて当たり前。男も女も欲望のままに余裕で生きられるのは富裕層だから許されるのか(笑)食事会でもマリアの下品な発言も最高でした!女性の嫉妬って怖いですね。
アンを演じるトニー・コレット。どこかで観たことあるなぁと思ったら「ヘレディタリー 継承」のお母さん役だったんですね。今回も存在感抜群でした。マリアを演じるロッシ・デ・パルマも美人とは言えないものの洋服や化粧で徐々に魅力的な女性に変化していく過程が素敵でした♪
終わり方はモヤっとしていて色んな解釈ができます。マリアがどんな気持ちであのような行動を取ったのか。紳士デビットの気持ちもハッキリわからないまま。鑑定士だから本物か偽物を見分ける才能があったのかな。偽物と分かった瞬間に興味がなくなったのだろうか!?

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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