股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ハドソン川の奇跡

2016年09月11日 09時32分12秒 | 映画評論ハ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2016年9月24日
監督:クリント・イーストウッド
出演:トム・ハンクス,アーロン・エッカート,ローラ・リニー,ジェフ・コーバー
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2009年1月15日、真冬のニューヨークで、安全第一がモットーのベテラン操縦士サレンバーガー機長は、いつものように操縦席へ向かう。飛行機は無事に離陸したものの、マンハッタンの上空わずか850メートルという低空地点で急にエンジンが停止してしまう。このまま墜落すれば、乗客はおろか、ニューヨーク市民にも甚大な被害が及ぶ状況で彼が下した決断は、ハドソン川への着水だった。
俳優としても監督としても著名なクリント・イーストウッド監督と、名優トム・ハンクスがタッグを組んだ人間ドラマ。2009年1月15日、突然の全エンジン停止という危機に見舞われながらも、ハドソン川に不時着して乗客全員が生還した航空機事故のてん末に迫る。『サンキュー・スモーキング』などのアーロン・エッカートらが共演。機長の手記を基に描かれる、奇跡の脱出劇の背後に隠された真実に言葉を失う。

マンハッタンの上空でエンジンが止まった航空機。咄嗟の判断でハドソン川に着水し、乗客乗員全員の命を救った機長だったが、一変して彼は容疑者にされた。実話を基にした話をアカデミー賞監督のクリント・イーストウッドが映画化。
なぜ155名もの命を救ったにもかかわらず容疑者として疑われなければならないのか…。ヒーローとして祭り上げられたからこその重圧はその本人にしか分からないのかもしれない…。苦悩するサリーの気持ちを考えると辛い。委員会が提示したデータを見た世間は、「エンジンは停止していなかったのでは?」「空港に引き返すことが出来たのでは?」とサリーに疑いの目を向けるのです。それでも家族や仲間たちがサリーの行動が正しいと証明するために奮闘します。208秒の間で判断して命を救うなんて簡単に出来るものじゃない。話は淡々と進んでいきますが、サリーが周囲からとても信頼されている事を感じました。ただし、サリーと副機長が窮地に追い込まれていく説明が弱かったかなと思います。予告では「容疑者となった」となっているけど、言うほど容疑者としての扱いを受けていないように感じました。
しかしながら事故の事はニュースで知っていましたが、背景にこんな事があったとは知りませんでした。本当に“奇跡”です。トム・ハンクスの演技は素晴らしい!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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