股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

あいつだ

2016年09月21日 18時54分13秒 | 映画評論ア行
製作年:2015年
製作国:韓国
日本公開:2016年4月16日
監督:ユン・ジョンヒョン
出演:チュウォン,ユ・ヘジン,イ・ユヨン
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田舎の漁村で、妹のウンジと2人で生活しているジャンウ。他界した両親に代わって懸命に働いてウンジを養ってきたジャンウだったが、何者かに彼女を殺されてしまう。その後ジャンウは、妹のために死者の魂を慰めるとされる救魂祭で怪しい男を見掛けて犯人だと直感するが逃げられる。激しい怒りと深い悲しみを抱える中、他人の死を予知できる霊能力者シウンの助けを借りながら男の行方を追う。やがて、ミンという薬剤師の存在が浮かび上がるが…。
1999年の釜山で起きた出来事から着想を得たスリラー。妹を殺された男が、その犯人であると直感した人物を不思議な予知能力を持つ女性の手を借りながら追い詰めていく。監督は、短編などでも活躍するユン・ジョンヒョン。『ファッションキング』などのチュウォン、『パイレーツ』などのユ・ヘジン、『アトリエの春、昼下がりの裸婦』などのイ・ユヨンらが結集。息詰まる展開とタッチに加え、復讐に取りつかれた主人公にふんしたチュウォンが繰り出す鬼気迫る演技にも圧倒される。

最愛の妹を殺された青年が、犯人だと疑われる男を追い詰めていく物語。韓国映画らしいサスペンスを期待はしていましたが、もう一捻り欲しいところ。タイトルの「あいつだ」。どいつなんだ!?と後半まで分からないのかと思いきや、「やっぱりあいつかよ!」とツッコミたくなるほど。犯人が分かってからはよくある追い詰める展開。犯人の表情が凄く怖かったけど犯人の動機の描き方が弱かったと思います。霊能力者の女性シウンが手助けのために搭乗しますが、彼女は必要なかったような。ジャンウ1人で追い詰めていった方が、緊張感が増したような気がします。というかシウンがどうしても黒木華にしか見えなかった(笑)韓国の警察は相変わらず役立たずですね…。題材は良いのに色々惜しい作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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