股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

君が生きた証

2015年08月17日 15時31分11秒 | 映画評論カ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年2月21日
監督:ウィリアム・H・メイシー
出演:ビリー・クラダップ,アントン・イェルチン,フェリシティ・ハフマン,セレーナ・ゴメス
official site

銃乱射事件で息子がこの世を去りすさんだ生活を送るサムは、別れた妻から息子が遺した自作曲のデモCDを渡される。その曲を聴き息子のことを何も知らなかったことに気付いたサムは、遺品のギターを手に息子の曲を場末のライブバーで演奏する。その演奏に魅了された青年のクエンティンはサムを説得し、年の離れた2人でバンドを結成するが…。
『ファーゴ』などで独特の存在感を放つ名優ウィリアム・H・メイシーの初監督作。銃乱射事件で死んだ息子の遺した楽曲を自らが歌っていこうとする父親と、その曲に心打たれたミュージシャン志望の青年が、音楽を通じて再生していくさまを描く。主演のビリー・クラダップは、彼とバンドを組む青年役のアントン・イェルチンと一緒に、実際に歌とギター演奏を披露。そのほか『スプリング・ブレイカーズ』などのセレーナ・ゴメス、メイシー監督の妻フェリシティ・ハフマンらが脇を固める。

銃乱射事件の起こして死んだ息子が残した曲。その曲を父親が歌い、人生を再生していく物語。息子が何を考えていて、どうして事件を起こしてしまったのか…それを知ろうとする父親の気持ちが切なく伝わってきました。大きな展開は中盤に待っています。音楽を通して人々が変わろうとする努力をする姿を淡々と描いています。しかし父親が曲を聴いて演奏してことで何を思ったのかがいま一つ伝わってこなかったのが残念。息子が何を考えていたのかが観ているこちらも分からず…。音楽ばかりに偏り過ぎていて人間ドラマをもっと濃く描いて欲しかったです。被害者なのかと思ってましたが、中盤でまさかの“加害者”側だったと判明します。被害者だったならもっと共感できたけど、加害者側の遺族として少しは被害者遺族へ何かしらの謝罪や行動をするべきなのでは?本人たちも苦しんでいるだろうけど、両親の罪悪感が全然伝わってきませんでした。とりあえず音楽だけは良かったです♪

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする