製作年:2013年
製作国:日本
2013年7月20日公開
監督・原作・脚本:宮崎駿
声の出演:庵野秀明,瀧本美織,西島秀俊,西村雅彦,風間杜夫,竹下景子,志田未来,大竹しのぶ,野村萬斎
official site
大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。
宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに、1930年代の日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメ。美しい飛行機を製作したいという夢を抱く青年が成し遂げたゼロ戦の誕生、そして青年と少女との出会いと別れをつづる。主人公の声には『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明監督を抜てき。ほかに、瀧本美織や西島秀俊、野村萬斎などが声優として参加する。希代の飛行機を作った青年の生きざまと共に、大正から昭和の社会の様子や日本の原風景にも注目。
零戦の設計者である堀越二郎の生涯と、少女・菜穂子との恋を描いた本作。前作「コクリコ坂」よりは、話がシンプルで良かったと思います。映像の美しさも素晴らしい!ただし、昔のジブリと比べたら面白さに欠けていたと思います。前半の1時間はとにかく飛行機作りの話。つまらないわけではないけど、そこまで飛行機に興味がない自分としては飛行機の設計やら失敗やらだけを見せられても飽きてしまいます。
後半になり、ようやく菜穂子との恋愛話が絡んできます。ただ、ここでも納得いかないことが幾つか。震災以来の再開なのに、すぐに二郎は菜穂子にプロポーズ。そして菜穂子もそれを迷わず受け入れる。「お前たち、そんなに惹かれあってたの!?」と疑うくらいのスピード結婚です(笑)「耳をすませば」の聖司くんの「帰ってきたら結婚しよう」の言葉を思い出しました。そして、キスシーンがやけに多い。まさか×××シーンも!?と思いましたが、そこはジブリなので見せません(笑)二郎の菜穂子への愛情は深いとは思いますが、見ていると「菜穂子よりも零戦の方が大事!」と見えてしまう。零戦への想いも、菜穂子に対する想いも、どちらも中途半端に見えました。カプローニとの夢での会話も必要あった?もう少し二郎の喜怒哀楽がハッキリ描かれていれば良かったです。今回は完璧に大人向けのジブリ作品です。
声優陣で気になったのが、やっぱり二郎の声を担当した『エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督。他の人の声と比べると棒読み具合が目立っていました。なぜ庵野秀明監督を起用したのか。他にも上手い俳優は幾らでもいたはず。この映画唯一良かったのはユーミンの主題歌かな。「飛行機雲」この映画にピッタリの曲でした♪近年のジブリ作品は明らかに質が落ちてる気がする…。次回作は「かぐや姫の物語」!
この作品の評価・・・・67点
製作国:日本
2013年7月20日公開
監督・原作・脚本:宮崎駿
声の出演:庵野秀明,瀧本美織,西島秀俊,西村雅彦,風間杜夫,竹下景子,志田未来,大竹しのぶ,野村萬斎
official site
大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。
宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに、1930年代の日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメ。美しい飛行機を製作したいという夢を抱く青年が成し遂げたゼロ戦の誕生、そして青年と少女との出会いと別れをつづる。主人公の声には『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明監督を抜てき。ほかに、瀧本美織や西島秀俊、野村萬斎などが声優として参加する。希代の飛行機を作った青年の生きざまと共に、大正から昭和の社会の様子や日本の原風景にも注目。
「コクリコ坂から」から2年。待望のスタジオジブリ最新作。ジブリ作品初の試写会での鑑賞。
零戦の設計者である堀越二郎の生涯と、少女・菜穂子との恋を描いた本作。前作「コクリコ坂」よりは、話がシンプルで良かったと思います。映像の美しさも素晴らしい!ただし、昔のジブリと比べたら面白さに欠けていたと思います。前半の1時間はとにかく飛行機作りの話。つまらないわけではないけど、そこまで飛行機に興味がない自分としては飛行機の設計やら失敗やらだけを見せられても飽きてしまいます。
後半になり、ようやく菜穂子との恋愛話が絡んできます。ただ、ここでも納得いかないことが幾つか。震災以来の再開なのに、すぐに二郎は菜穂子にプロポーズ。そして菜穂子もそれを迷わず受け入れる。「お前たち、そんなに惹かれあってたの!?」と疑うくらいのスピード結婚です(笑)「耳をすませば」の聖司くんの「帰ってきたら結婚しよう」の言葉を思い出しました。そして、キスシーンがやけに多い。まさか×××シーンも!?と思いましたが、そこはジブリなので見せません(笑)二郎の菜穂子への愛情は深いとは思いますが、見ていると「菜穂子よりも零戦の方が大事!」と見えてしまう。零戦への想いも、菜穂子に対する想いも、どちらも中途半端に見えました。カプローニとの夢での会話も必要あった?もう少し二郎の喜怒哀楽がハッキリ描かれていれば良かったです。今回は完璧に大人向けのジブリ作品です。
声優陣で気になったのが、やっぱり二郎の声を担当した『エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督。他の人の声と比べると棒読み具合が目立っていました。なぜ庵野秀明監督を起用したのか。他にも上手い俳優は幾らでもいたはず。この映画唯一良かったのはユーミンの主題歌かな。「飛行機雲」この映画にピッタリの曲でした♪近年のジブリ作品は明らかに質が落ちてる気がする…。次回作は「かぐや姫の物語」!
この作品の評価・・・・67点