パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ブロークンシティ ★★★

2013年10月26日 | アクション映画ーハ行
『テッド』などのマーク・ウォールバーグと『グラディエーター』などのラッセル・クロウ共演によるクライムサスペンス。ニューヨーク市長から妻の浮気調査を頼まれた私立探偵が、それをきっかけに欲望にまみれた汚職事件に巻き込まれていく姿を追い掛ける。メガホンを取るのは、『フロム・ヘル』『ザ・ウォーカー』のアレン・ヒューズ。『シカゴ』などのキャサリン・ゼタ・ジョーンズが、物語の鍵を握る市長の妻役で共演する。先読み不可能なストーリーはもとより、実力派たちが繰り出す演技合戦にも注目。

<感想>仙台市内のシネコンでは上映していないので、隣町の109まで行って鑑賞。何故かって、ラッセル・クロウにキャサリン・ゼタ・ジョーンズでしょう、それに「テッド」で一躍有名になったマーク・ウォールバーグが出演しているからね。
お話は、善良な仮面の下に裏の顔を隠し持つNY市長の仕組んだ陰謀に、たった一人で立ち向かう私立探偵の戦いを描いたクライム・サスペンスになっている。現役のNY市長にラッセル・クロウが演じて、腹黒い悪を演じていて、その妻にはキャサ・ゼタが、相変わらず美容整形で仮面のようになった美貌でそれなりに美しいです。

そして、市長の悪事を暴く私立探偵にはマーク・ウォールバーグという配役で、実は7年前に少女レイプ事件の犯人を射殺してのだが、それは正当防衛で無罪判決を勝ち取るも、警察署長とNY市長の利害関係から強制的に退職に追い込まれるわけ。それで、現在はしがない探偵稼業に身をやつしている。

そこへ、ホステラー市長から妻の浮気調査をして欲しいと依頼される。NY市長選挙まで後数日なのに、妻のスキャンダルが流出してしまったら自分は相手の対立候補に負けてしまう。
対立候補のヴァリアント(バリー・ペッパー)は、ホステラーが推進する再開発計画に対して、数万人の家を奪う暴挙だと徹底攻撃する。そのホステラーが開発計画の建物が、7年前にその建物で少女レイプ事件がありマークが犯人を射殺してしまったところなのだ。

古い建物で入居者も黒人たちとかで、そのビルを新しく立て直して高い賃料で金儲けをしようと考えていたのだが、・・・実際に居住している人たちの、今後の移転先も考えていなく追い出そうとしている。
それで、市長の奥さんの浮気調査に事件で警察をクビになったマークの所へ仕事を依頼したわけ。それも報酬が5万ドルとは、何かきな臭いウラがあるような気がしたのだが、一応浮気調査をして見ると、なんと選挙の対抗相手ヴァリアントの右腕のアンドリュースだったということを突き止める。
しかし、市長夫妻の仲は仮面夫婦のようで、お互いに夫婦を装っているだけ。ですが、その密会の写真を見て激怒するホステラー、すぐさま殺し屋を仕向けたに違いありません。翌日、アンドリュースは殺され、その背後に開発計画をめぐる利権があることを知ったマークは、ホステラーの企む巨大な陰謀を叩きつぶすべく立ち上がるのです。
それにしても、しがない私立探偵事務所に可愛い美人の秘書がいるんですよ。アロナ・タルという女優さん、てきぱきと動くし、頭の回転も速いしで情報収集の腕もいいし、実にこんな事務所の秘書にはもったいないと思える彼女。

さて、ラッセル・クロウのNY市長役もサマになっていて、びしっとスーツを決め込んで選挙演説も堂々として上手い。対立候補とテレビでの討論会のシーンでも、クロウの方が断然上手いのだ。
そこで、探偵のマークもバカじゃなかった。よくよく考えれば、奥さんは浮気なんてしていなくて、その相手が直ぐに殺され、その場所に自分の友達がいて大事な秘密書類を持っていることを明かす。

その書類を見たマークは、ホステラー市長に会いに行き選挙に勝ち目がないことを話すのですが、反対にマークの7年前の射殺現場のビデオテープ見せつけるんですね。ホステラーにしてみれば、こんな若造どうにでもなると言わんばかりに、金で解決するというふうに。しかしですよ、それでも彼は市長の陰謀を暴くために、自分が犯してしまった犯人の射殺を認めて、刑に服すことに決めるんです。大都会のNYを仕切っている男に、俄然立ち向かっていく正義感丸出しのマークに、軍配が上がる痛快なドラマです。
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