パンフルート演奏で音が荒くなる最大の要因はビームの気流の乱れにあります。
松の木のパンフルート(中音域テノール) 次の工程は木工ボンドで管と管の接着面の隙間を補修いたします。
パンフルートで音を立ち上げる時には吐き出す息のビームの気流に注目しましょう。
音を大きくして行くとき気流が乱れていれば増幅されて荒い音になります。
また整った気流であれば音を大きく増幅しても滑らかな音を出すことができます。
室から取り出したウコンはおろし器で千切りにした後パンフルート工房中庭で2日間天日干しして水分を飛ばします。
曲の途中の表情つけで1カ所か2カ所意識的に音が荒い部分があってもかまいませんが、全体を通して荒っぽい音では
困ったものです。
まず気流が乱れる原因をさぐって清流に持って行く方法をとりましょう。
主な原因はタンギングでの舌先の位置と両唇の距離が近い時にあります。
50音で言えば「タ行」にあたります。
空気の通過をまとめる役割をする両唇にとっては、すぐ側から圧力のある空気の塊がやって来るのでまとめ切れないの
です。図形的イメージで言えば両唇のすきまから「串だんご」が発射されている図が浮かびます。
これをなんとか「金太郎飴」のイメージの滑らかな発射にする努力をしてください。
パンフルートの音出しの話をしているつもりが料理教室のようになりましたが、目に見えない音の世界を説明するには
限界がありますのでご容赦ください。
具体的な舌の動きについては次回説明いたします。
パンフルート製作・販売を行なっております。お問い合わせは080-5235-7664または xiaxi@go8.enjoy.ne.jpまで。
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