私は明子さんのピアノのすぐそばに席を取りましたが、柔らかく暖かい音に包まれました。
私は演奏会前半はカメラシャッターをきったり、子供たちの歌声やパンフルート演奏を
聞くことに集中していました。
演奏会も中盤に入り私も全体を俯瞰で見れるような余裕が生まれたのでしょう「あれ!
目の前のピアノはいままでに経験のない優しく木の温もりのする音を出しているぞ」と
いうことに気が付いたのです。
プログラムの記述によるとこの明子さんが使っていたピアノは100年ほど前にアメリカ
で造られたそうです。
金属音系のピアノの音は幾多聞いてきましたが、こんなまろやかな温かい音のピアノは
初めてです。
私はパンフルート製作家でありますので「私の作る木のパンフルートの中でこの音に類似
するものはないか」と想いをめぐらしましたが、ありました「松の木のパンフルート」で
す。
真偽のほどはわかりませんが、おそらくこの「明子さんのピアノ」は米松で作られている
のではないでしょうか。
機会があればもう一度聞いてみたいと思わせる名器でした。
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