風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

楽器を傾ける方法で確実に半音下げよう

2013-01-24 | 半音のだしかた

    半音を下げる方法は5つあると言われていますが楽器を傾ける方法が一番確実に音程が下がります。

    

 旧家の軒先に山から切り出してきた薪を積み上げます。    ザンフィル教則本と松の木のアルトパンフルート。

 パンフルートを演奏する者にとって半音を正確に下げる技術を身につけることは必須の課題となります。

パンフルートは楽譜どおりに音程を一定に保って進んで行くことが難しい楽器です。

音程は常に上下に揺れながら(上げるほうは難しく下げるほうが易しい)出てくるので演奏者は下がり過ぎに注意しな

がら感覚である位置で止めて演奏を進めて行きます。

このようにパンフルート演奏は音程が下がり気味で進んで行く傾向があります。

管の音を半音を下げるにはこの傾向を利用して増幅させながら行きましょう。

具体的には楽器の構え角度(人によって5°~20°ぐらいのバラツキがあります。一度鏡見るか他人に見てもらいあな

たの角度を確認しておきましょう。)を5°~10°ぐらい広げ下唇で管の開放部を覆う形にします。

この時吹きながら楽器を大きく傾ける実験をしてください。30°・45°・60°がどんな音が出るかの実験です。

どうですか?鳴りが悪くなる限界角度があるでしょう。

この限界角度を知り半音を出すために楽器を傾けた時これを超えないよう元々の構え角度を見直してください。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082-894-0854または 香原 良彦 <xiaxi@go8.enjoy.ne.jp>

までどうぞ。広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org


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