町内のバイオリン製作家の方に音づくりについてうかがいました。
バイオリン制作家の方に「音質を決定づけるものは何か」とたずねると、「ニスで多少の
音質変化はあるものの、根本の音質決定は素材にある」というものでした。
冒頭で「日本の材はバイオリンという楽器には合わないので使用しない」と言われた意味が
裏付けされました。
その材が育った環境(気候風土)により同じ楓の木でもゆるやかな密度であったり、硬くし
まったりするのでしょう。
最近私がパンフルート製作の取材を受けたり執筆したりするとき、「竹や木の持つ記憶を呼び
さますお手伝いをする」というメインテーマで話を進めます。
人の手でどう加工しようと、どうにもならない音の性格がそこに浮き出てきます。
製作者・演奏家がそれを支配しようとするのはおこがましいことですね。
風の音パンフルート製作工房では音の研究をしながら楽器作りをおこなっています。
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854 panfrute@yahoo.co.jp
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