ホウライチクの竹林 節間の長いホウライチク
パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室のパンフルート工房香原良彦(こうはら)です。
みなさんは「はっせん(八専)」という言葉を聞いたことあるでしょうか。
昔から伝わる暦の干支(えと)のある期間をあらわす言葉で1年間で6回(各8日間)はっせんがおとずれます。
はっせんを説明しようと図書館に行って広辞苑などを調べましたが暦の専門用語が羅列されており理解不能でした。
この地区では「はっせんの日に竹を切ると竹を食い荒らす虫の被害にあわない」という言い伝えがあり、会話の中で
この単語がたまに出てきます。
農協が発行するカレンダーのなかにも「八せん始まり」の日と「八せん終わり」の日が記入されています。
はっせんは園芸業界と農業関係者の間では先人の知恵としていまでも利用されている言葉なのです。
当工房では今まで「竹の休眠期」というくくりで竹を採取してきましたが、前年度の失敗を教訓に今年度は「竹の
休眠期のなかの八せんの日」を特定して伐採をします。(今回は12月23日~1月3日の間)
結果が出るのは3年後になりますがその時保管してある竹に虫が入っていないことを願って竹の伐採作業を進めて
います。
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