パンフルートを始められた方が初級から中級へとステップアップするには乗り越えなければならない壁があります。
パンフルート音出しの基本はタンギングにあります。 中国南部。台湾原産のナリヒラダケ素材のパンフルート。
パンフルートを始められた方は比較的簡単に音が出てくるので「この楽器は組みやすし」と思われたことでしょう。
たしかに単音では思い通りの音は出て来ますが、いざ曲を吹いてみるとバラバラになってしまうのです。
これはパンフルートという楽器の「複数の独立した楽器(管)の集合体」であるという特徴に起因しています。
パンフルートの音出しでは管の位置をずらし、唇と管のセンター取りをしたうえで一旦空気をせき止めて圧力をかけ
た(タンギング)空気の塊を吹き出して音を立ち上げて行く動作を繰り返さなくてはならないという煩雑なことを
連続して行わなくてはならないという大変さがあるからです。
パンフルート演奏を「吹きっぱなしの初級」から「音に意味を持たせる中級」へとレベルアップするには、これら
一連の何気なく行なっている動作を見つめ直しその意味を知り意識的に応用できるようにならなくてはなりません。
パンフルート工房は「風の音パンフルート」を専門に製作している工房であります。
購入・修理・パンフルート教室などのお問い合わせは082-894-0854またはpanflute3@yahoo.co.jpまでどうぞ。
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