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風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

パッド移動式のパンフルートの調律道具

2020-03-27 | ミツロウ・調律方法

パンフルートは2種類の調律の形があります。

 

  

 

管の上下口が開いているパンフルートには中に(底付近)パッドが入っています。

このパッドを上下に移動させて調律します。

このパッドを移動させるには丸棒を使います。

これも片方から差し込んで移動させるとパッドが斜めになる・行き過ぎてしまうな

ど不都合なことが起きてしまいます。

同じ寸法の丸棒は2本用意して上下から差し込みパッドをホールドしたうえで目的

の方向に移動させるようにしましょう。

丸棒は8・10・12の3種類(長さ30㎝前後)を2本ずつ揃えましょう。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで  

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押さえ丸棒・掻きとり棒

2020-03-15 | ミツロウ・調律方法

パンフルートの調律は管底にあるミツロウを掻き出したり塊を追加したりします。

 

  

 

ミツロウの出し入れでパンフルートの調律を行うには専用の道具が必要です。

まず、ミツロウを追加する場合は丸棒が必要です。

ホームセンターで12・10・8ミリの丸棒(1mくらいの長さで売っている)

を買ってきて適当な長さに切って使います。

近くに「矢竹」の林がある方は切って来て節の間を使用することもできます。

ミツロウを掻き出す場合は、女竹を割って両端をヘラのように平らに加工して

寸法別に数種類そろえます。

ヨーロッパのパンフルート付属品には丸棒の先を十文字に掘り下げてそれを押し

付けながら回転させ掻きとるほうほうもあります。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで  

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冬場の蜜蝋は固くなっている

2020-03-12 | ミツロウ・調律方法

ミツロウは冬場の10°C前後の気温下では固く扱いづらくなります。

 

  

 

当工房のミツロウは「真夏の30°C以上の気温の時、柔らかくなりすぎずネバつか

ない」条件で調合しております。

夏は指先や爪でちぎり取ることができます。

この条件で調合すると冬場の10°C前後の気温下では固くなります。

ナイフ等でそぎ取ることとなりますが、この固い状態では管底に入れて丸棒で押し付

けても元々あるミツロウとの接合はできません。

追加するミツロウを密着させるためには暖房機器の風下に置いたり、小片を手のひら

に入れ握りしめたりして温度を30℃ぐらいまで上げなくてはなりません。

指先でちぎれる状態になると管底の表面と新しく追加したミツロウとがうまく接合で

きるようになります。

また、丸棒を回転するように押し付けると潰れて管底に平たく伸びて行きます。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
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日本の四季は湿度の変化大

2020-03-09 | ミツロウ・調律方法

日本ではなぜパンフルートの調律を頻繫に行わなくてはならないのでしょうか。

 

  

 

パンフルートの管の表面はニスを塗っています。(通常薄く3~8回塗り)

パンフルート管の表面はテカテカ光っています。

ニスの層が光を反射しているのですね。

ニスは液で溶いて塗り付けますが、液が蒸発した後空間ができます。

何層にニスを塗っても空気粒子は通り抜けます。

空気が乾燥した冬、湿気を含んだ夏の空気は管の壁組織を収縮させたり膨張させ

たりします。

1年のサイクルで管の内側体積が変化しますので調律は不可避なのです。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで  

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ミツロウの硬度・粘り度

2020-03-03 | ミツロウ・調律方法

ミツロウとしての最低限の条件は、もとあるミツロウ膜に新しく追加したかけら

が「くっ付いて剝がれない」ことです。

 

  

 

他の人から預かったパンフルートを逆さまに置いたところ、中からミツロウの

欠けらが落ちて来たということがよくあります。

原因はミツロウの粘度がないことにあります。

当工房では蜜蝋の柔らかさを出すために「オリ-ブオイル」を、粘度を出すため

に「松脂」を調合しております。

調律が必須である日本の四季を念頭に、出し入れが容易な品質を目指しています。

スイス・ダヨリさんのパンフルートを調律してみると掻き出した蜜蝋のかけらは

固くポロポロと欠けます。

ヨーロッパでは気候が安定しており一度合わせた音程を変えることはあまり必要

ないのでしょう。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで  

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