日本でパンフルートと呼ばれていますが本場ヨーロッパでは別の名前で呼ばれています。
PANPIPESとなっている2つのCD。 東日本大震災被災松の木のパンフルート(PANPIPES)
日本ではパンの笛・パンフルート(PANFLUTE)と呼んでいますが世界的にはこの名前では通用しないようです。
多くの地域では「パンパイプ」と呼ばれていますが、ギリシャでは神話で葦に身を変えた女性の名をとって「シュリ
ンクス」と呼ばれたりパンフルートが伝わってきた地ルーマニアでは「ナイ」と呼ばれています。
ナイはステージ上でパンフルートの名前を紹介するとき「(そこに)あってもナイ」という定番のジョークでその場
を和らげる効果があったりします。
37年前日本に初めてこの笛をヨーロッパから持ち帰り普及させようとされた方は日本での普及に効果的な名前を
つけようと「パンの笛」と名付けられたと聞いています。
「笛」の総称はフルートですからその後「パンフルート」に変わりつつあります。
その方は「パンパイプ」ではビニール管を並べたような現実的なイメージが強すぎるし「シュリンクス」では夢は
あるが名前を浸透させるには時間がかかる「ナイ」ではあってもナイの冗談になる・・・
などと考えられ日本的な呼び名「パンの笛」に決められたのでしょう。
パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082-894-0854または香原 良彦
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