ぶらぶら人生

心の呟き

11月の庭 (風強く…)

2012-11-06 | 草花舎の四季
 郵便物の投函、その他の用があって、郵便局へ行った。
 ついでに、注文していた来年用の年賀はがきも受けとった。

 風の強い午後であった。
 帽子を両手で支えなくては吹き飛んでしうほどの…。
 
 風に抵抗して歩いているうちに、咽喉がからからになった。
 そこで、草花舎に立ち寄ってコーヒーをいただくことにした。
 余分に、Yさんの作られた野菜ジュースもいただいた。

 常連の先客が二人おられ、コーヒーをいただきながら、ひと時雑談をする。

 庭歩きを楽しむ好天ではなく、窓から庭を眺める。
 花瓶に活けられた花を眺めたり…。 


          

    


 今晩、N氏の通夜が、近所のS寺で行われると、Yさんから聞いた。
 享年83歳のN氏に、生前、お会いしたのは、数年前である。
 ご子息が経営されていたレストランで、友達3人と食事した時のことだった。
 確か、「かさや」(傘屋?)という名前のお店だった。

 お店の前には、N氏の柿園が広がっていた。
 折しも、柿若葉の美しい季節だった。
 その日、母屋で、N夫妻にもお会いしたのだった。

 その時は、実にお元気そうだったので、訃報は驚きであった。
 さらに、レストラン経営のご子息も、3年前、肝臓がんで亡くなられたとYさんから聞き、老少不定の思いを深くした。
 当然、お店も畳まれたらしい。

 今年は、特に多くの知己と永訣した。
 老境の身には当たり前のことなのだろうけれど、寂しさを深めるばかり。
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崖の草刈り

2012-11-04 | 身辺雑記
 例年どおり、近くに在住のHさんが、崖の草刈りに来てくださった。
 夫人のヨウちゃんと一緒に。

 いつものように、ヨウちゃんは、庭の草取りや溝の掃除をしてくださった。

 しかし、Hさん夫妻に来ていただくのは、今日でおしまいということになった。
 Hさんは、私と同級生なので、無理は言えない。
 ここ数年は、断られる日がそう遠くはないと感じていた。
 体調がすぐれないことも知っていた。
 が、頼むと、厭な顔をなさらずに、力を貸してくださっていたのだが…。
 来年から、お米作りもやめられ、農業用の軽トラも、処分されるという。
 
 来年は、代わりの人を探さなければならない。
 草刈りだけなら、頼める人は多い。が、刈り草の片付けや草取りまでというわけにはいかない。

 ヨウちゃんは今日、庭の空いた鉢に、ホトトギス(私の家にあるものよりは色の淡い花)や段菊を植えてくださった。
 来年、いい花を咲かせてくれると嬉しい。

 切花も、持ってきてくださった。
 段菊は、すでに枯れているけれど、見本として届けてくださったのだ。(下の写真) 


     


 (6日、追記)
 早くも、Hさんに代わって仕事をしてくださる人が見つかった。草花舎で、Yさんから便利屋さんに頼んでみたらと言われ、そうだ、Tさんに頼んでみようと思った。
 実は、隣市にお住まいのTさんには、郷里にあるお墓周辺んの草刈りを頼んでいる。
 当人にお会いしたことはないのだが、いつも申し分のない仕事をしてくださっている。
 引き受けてもらえるなら、ありがたい。
 善は急げとばかり、今晩電話した。
 草を刈ってもらうのは来夏のことなのだが、気が急くのは、年のせいだろう。
 生存の保証さえ、定かではないのに。
 我ながら、少々あきれた。
 が、Tさんは快く引き受けてくださった。
 こちら方面に出かけるとき、様子を見に来訪すると言ってくださったのだ。

 ヨウちゃんが、先日、草刈り一つにも、<人間性>が現れると言われた。
 全く、その通りだ。
 ヨウちゃんの言葉には、わが家のために、いい仕事をし続けたという自負が感じえられた。
 その意味では、Tさんも安心して仕事を頼める人だと、お墓周りの草刈りから感じられる。
 まずは、一安心。)
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若者、いろいろ

2012-11-02 | 身辺雑記
 ソコロシステムズのTさんが、パソコンの点検に来てくださった。
 一か月一度の訪問日には、たいてい新たな問題が生じている。
 
 今日は、アマゾンの年会費が、預金通帳から差し引かれる意味を、Tさんに教えていただいた。
 本を注文するとき、私はたいていの場合、速達(翌日配達)による配本をお願いしてきた。それには余分なお金がかかる。が、会員費を支払えば、いちいち速達料金を加算しなくてもよいというシステムのようだ。
 きっと、メールで入会の可否は確かめられたのだろう。それを私は見逃したのかと思う。
 パソコンの使用については、もう少し慎重でなくてはいけないと反省する。
 本の注文数が、莫大な数ではない場合には、折角のサービスが費用の過払いとなり、かえってマイナスになる。
 早速、Tさんに会員脱会の手続きをしていただいた。

 今日は、もうひとりの来客があった。
 先月末、ソコロを退職されたNさんである。挨拶かたがた、手土産としてお饅頭を持って。
 3人で、コーヒーを飲みながら、話した。
 いただいたお菓子の包みも開けて。
 Nさんは、新たな仕事として、介護の道に進まれるという。これから講習を受けて勉強されるようだ。
 やさしい人柄だし、体力もありそうだから、多くの人々に喜ばれる介護士になられるに違いない。
 まだ24歳(?)、前途は長い。がんばって、幸せな道を歩んでほしい。

 同じような年齢の若者に、今、私は困惑させられている。
 スーザンさんの住んでおられた住宅に入居された若者ふたり。
 一度もお会いしたこともなく、心のつなぎようもない、
 いろいろ手を尽くしてみたが、町内会費を支払ってもらえない。
 役目上、訪問を繰り返したり、用件を書いたメモをポストに入れてみたりした。
 が、全く無視の体で、連絡が取れない。ドアが開いているので声をかけても、知らぬ顔を貫かれているのだ。
 集金を立て替えをした旨を伝えても、反応がない。
 なんとか、班長の立場で解決を図りたいと思っていたが、簡単にはゆかない。
 心身に疲れを覚える。無意味な疲労だ。
 近く、町内会長に相談して、解決策を相談しようと思っている。

 今日来訪の、TさんやNさんのような、頼もしい若者ばかりではない。
 若者に限らず、常識では考えられないような人間が、近年増えているのかもしれないけれど。

 添付の写真は、彼岸花(萬珠沙華)の葉。
 植物はみな、滅びの色を帯びようとしているとき、彼岸花の葉だけは、勢いよく、濃い緑色をして伸びている。
 寒々としてきた庭に。
 苦境にも屈しない若者の如く。

     
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