ぶらぶら人生

心の呟き

楓の花ほか

2022-04-18 | 小庭の四季
 前庭の老木の楓が、今年も例年どおりに葉を開いた。
 木の幹に虫が入っているのか、少々勢いがない。庭師のOさんも、長くないかもしれないと、案じてくださっている。
 本当かどうかは知らないが、古木になると、子孫を残すために、花をつけ実をつけるとか。
 この楓だけ、花が咲く。



  



 今朝、その葉と同色の花を見つけた。


 


                 ↓

 




       崖側の楓


  



      裏庭の2本の楓


  



 白椿の最後の、やや小ぶりの花が咲いていた。

 この木は、唯一、私が活着(実は、この言葉を知らなかった。たまたま幸田文の本を読んでいて出会った)させた木である。 
 平成の初めころ、母の見舞いに立ち寄ってくださったKさんが、届けてきださったものである。
 花の白さが見事だったので、挿し木の知識など全くない私が、気まぐれに鉢に挿してみた。すると枯死もせず、すくすく育ったので、庭師のOさんに植え替えてもらった記念樹である。

 今日咲いた遅れ花は、やや小ぶりである。


 




 開花寸前のイチハツ?


  



   モッコクの艶やかな若葉。


 




 砂利のなかに咲いたこぼれ花(「こぼれ話」という言葉は辞書にあるが、「こぼれ花」はない。私の勝手な表現らしい。ネットでも調べたところ、ちあきなおみの歌に「こぼれ花」があることを知った。曲を聴いてみると、「お前もおれもこぼれ花 おなじさだめのこぼれ花」と、歌っていた。)


 


 今日も、ひととき庭に出て、もの言わぬ植物と語り合う。

 
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