ぶらぶら人生

心の呟き

半世紀を経て

2013-07-28 | 身辺雑記
 私のケイタイには、市から大雨洪水に関する注意報、警報が、早朝から繰り返し送られてきた。
 が、幸い、当地は、恵みの雨に留まった。
 枯れるかもしれないと案じていた躑躅の小木が蘇り、雨上がりの庭に出て見ると、水不足で枯死寸前だった葉が生き返り、ピンと伸びていた。
 まさに慈雨であったのだ。

     


 ところが、山口県の一部と、津和野町には、大きな被害がもたらされた。
 ふと、遠い昔を思い出した。
 津和野町に在住していた昭和38年、想像を超えた豪雪に見舞われたことを。
 それ以来、盆地の町が、被害に遭遇したというニュースを聞かない。

 考えてみると、半世紀ぶりの 災害である。
 昭和58年に、大水害を経験した者として、雨の止んだ後も、生活上の不便が続くのではないかと案じている。
 津和野には、友人知己が多いだけに心配だ。
 同じ町内でも、被害の程度は異なるのだろうけれど。

  (追記 29日、被災地の友達や知己のことが気になり、津和野の同級生と山口の知人に電話した。
      二人とも無事で、安堵した。)

 しかし、山口線は不通になり、道路も寸断されているという。

 昭和38年の豪雪も、自然災害には違いなかった。
 あの大雪以来、住み慣れた故里を捨てる人がかなりあって、過疎化が加速したのだから。

 豪雪とはいえ、雪は美しい。
 それに比し、洪水による泥水の逆巻く風景は、悲惨そのものである。

 まだ暫くは、雨や土砂崩れに警戒が必要らしい。
 自然災害なので、どうしようもないことではあるのだが、ゲリラ豪雨による水害が多すぎる。
 水不足に困るところもあるというのに、不公平極まりない話だ。
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