ぶらぶら人生

心の呟き

3月の庭 その1(吉岡萬理うつわ展)

2016-03-19 | 草花舎の四季
 草花舎で、  『吉岡萬理うつわ展』 が、開催中である。  (2610年3月19日~4月6日) 
 朝からの雨が、昼前にあがった。
 案内状によると、今日は<作家在廊日>である。

 さて、と考える。
 吉岡萬理さんの作品は、展示会ごとに求めてきたので、多数、私の日常生活の中に存在している。
 デザインや色遣いが個性的だが、ほんわかした温かみがあり、頬を緩ませるユーモアもある。
 そんな作品を創る作者に、私はまだお会いしたことがない。
 今日、草花舎に行けばお会いできる。
 さて、と重大な決断を強いられているかのように考える。

 一所に多くの人が集う場が、私の性に合わない。
 (都会の雑踏は、好きなのに…)
 ためらいの気持ちが強かったけれど、吉岡萬理さんの展示会は、2年に一度のペースという。
 今回を逃せば、お会いできないだろう。
 そう考えて、出かけることにした。

 予想どおり、来店者は多かった。
 作品は、毎回、似ているようで異なっている。
 各作品の本質的なところには、不変の作者が存在しながら、創られる作品の種類や形は、異なっている。

 心を楽しませてくれる作品が多い。
 陶器を眺めて、にんまりできるというのは、世に少ないように思う。
 多数の作品の中から、迷った挙句に何を選ぶか(もちろん経済的なことも考慮して)、お客の様子を見ているのも、面白い。
 人によって様々なのだ。
 作品も多様だが、人の好みの多様である。

 吉岡萬理さんにも、お会いできた。
 全く気どりのない方である。(下の写真の左側が吉岡萬理さん・右は草花舎で、しばしば生き方の示唆をいただくK・Sさん)

 お二人とも、温顔である。
 <師の温顔に接する>といった常套句的なものではなく、字義どおりの<温顔>である。
 (私は、いつも人の表情を観察する癖がある。表情だけでは分からない人柄もあるけれど、少なくとも、その折々の感情は読みとれるように思う。)

 


     以下、作品の数々。(今回は、大小さまざまなシーサーが加わっている。)
   

   

   
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