ぶらぶら人生

心の呟き

藤の花

2011-05-08 | 身辺雑記
 今日は定期健診を受けに出かけ、藤の花に会う日となった。
 毎年、観音寺の藤のニュースを聞きながら、訪れるチャンスを逸してきた。
 藤棚の下に立つのは、今日が始めてであった。
 紅色の藤が、五月晴れの空のもと、藤棚に花房をたれていた。
 華やぎの中にしんとした静けさがある。
 物音と言えば、花に来る虫の羽音ぐらいであった。

 古来、日本人の心になじんできた花である。
 芭蕉の句や子規の歌など思い出しながら、ひとときを過ごす。


       

       

 病院にも、藤があった。
 患者さんによって育てられた鉢植えの藤。
 こちらは、いわゆる藤色の花。斑入りの葉が珍しい。
 そのほか、黒百合、コデマリ、浦島草の鉢もあった。

 病院が、心慰む場所であるのはありがたい。
 花ばかりでなく、先生も看護師さんたちも、みな優しく…。

       

       

       

            
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