ぶらぶら人生

心の呟き

クチナシ(梔子)の花など

2024-07-08 | 小庭の四季


 家の庭木の中で、最も虫のつきやすいのは、クチナシの木ではないか、と思っている。留守をしている間に、葉のあちこちに穴があいている。

 一週間前に帰宅したときには、蕾の気配さえ感じなかったのに、今日気づくと、花は盛りを過ぎた気配であった。それでも会えてよかった。
  クチナシの花は、名前としては知らぬ人のない花であるが、意外に見かけることは少ないように思う。
 家の小木も、どういう経緯でそこにあるのか分からない。が、毎年、目立たない横庭の片隅に、芳香を放って咲いてくれる。

    


 クチナシの花をみると、必ず心に蘇る光景がある。
 半世紀近い昔、六甲山のホテルに泊まり、近くの喫茶店に、友達と二人で入ったときのことである。
 蘇る光景というのは、その店に居合わせた、和服姿の男性客が、渡哲也の「クチナシの花」を歌って聞かせてくれた情景である。
 その男性の顔も思い出せないのに、雰囲気だけが妙に鮮明であり、馬鹿の一つ覚えのように、クチナシの花をみると、反射的にその場の光景が、必ず蘇るのも不思議である。

 (ブログを書き始めて、ほぼ20年になる。
 家のクチナシの花が咲くごとに、同じ思い出を書いてきたのかな? と、ふと思う。
 一度、過去のブログを読み返してみたい思いはあるが、それは果たせそうにもない。)


 
      クチナシの蕾 

  



   白い実となるマンリヨウの花。

    



   赤い実となるマンリョウの花。

    



     シロシキブの花。

    


         ↓

    



 ムラサキゴテンの花を待っているのだが……。

   



コメント
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