昨日は、する事なす事うまくゆかず、私にとっての<凶会日>(くえにち)であった。
1年365日の色合いは、いつも同じというわけにはゆかない。
いい日(吉日)もあれば、物事のうまく運ばない日(凶会日)もある。
今日は、3通の葉書を書こうとして、ことごとくしくじった。
なんとか印刷をし終え、午後、郵便局と草花舎に出かけた。
その支度も、もたもたして、きびきびと事が運ばなかった。
入浴の準備をしかけて、ポストの中を点検すると、班長として、至急各家に連絡しなくてはならない訃報の通知が入っていた。
入浴どころではなくなった。
日暮れまでに仕事を済ませようと、少々焦りながら、18軒に配る<お知らせ>を作成した。そのときも、作業の計(はか)がゆず、もたついた。
ひどく疲れた気分であった。
最悪な出来事は、入浴後におとずれた。
湯船を出た途端に、目眩が起こった。
手すりを摑み、<これは大変!>と思った。
だが、意識が遠のくという大事には至らなかった。
私は、湯にゆっくり浸るのが好きである。昨夜は疲れを除こうと、とりわけ長く湯船に浸っていた。
それがまずかったのだろう。
暫く、低血圧のまま、脈拍数が上がりっぱなしで、不快であった。
こんな日は、休むに如かずと、日記も書かず早々に横臥した。
が、帯状疱疹の後遺症のある左足の冷えがひどく、いつも夕方から夜にかけて悪化しがちな神経の異常が、痛みにまで達した。
ついには、安眠を阻むほどとなった。
そこで、ベッドから起き上がって、気分の転換を図った。
歩もうとしても、思うように歩けなかった。(しかし、痛みは長く続かず、何事もなかったかのようにおさまった。実に不思議なことだった。)
が、
まさに(これは、安倍総理の口癖)、<凶会日>であった。
昨日、草花舎からの帰りに撮った紫木蓮の写りが悪く、先刻、撮り直しに出かけた。(下の写真)
今日は、普段どおりの一日である。
紫木蓮の下には、スノーフレークも咲いていた。(わが家のそれは、まだ咲く気配もないけれど…)
そういえば、昨日、地面にしゃがんで、スノーフレークの写真を撮ったおり、立ち上がろうとして、ふらついた。
その時は、<年だな>と思っただけだが、それも不調の黄信号だったのかもしれない。
さらに、「ますだへ」とひらがな書きしたボードを手にした(ヒッチハイクが目当てらしい)、外国人かと思える男性が、バス停にいて、それを振り返ったときも、また、9号線を西に向かう車の中から、私に呼びかけた人(多分私を知る人だったのだろう)の声に反応して、ふり向いたときも、ふと平衡感覚の異常を感じた。
総合して、昨日は、黄または赤信号の点り続ける一日だったということらしい。
老いの身には、何が起こるか分からない。
しかし、怖れていても仕方のないことだ。
その日任せ、なりゆき任せで、生きてゆくしか仕方ない、と思っている。