ぶらぶら人生

心の呟き

ピンクの花色

2009-03-15 | 身辺雑記
 今日は、集会所の掃除日だった。
 きれいさっぱり忘れていた。
 7時前、まだベッドに居るときにチャイムがなった。何事だろうと立ち上がって様子を伺う。隣家のHさんだった。
 「掃除に行かれますか?」
 と。
 今日は、7ヶ月に一度巡ってくる掃除日だったのだ。
 三日前までは、今度の日曜日には……、と意識していたのに、一昨夜、スーザン邸に出かけて夜更かししたり、昨日は友人に会ったりで、きれいに記憶装置が狂ったらしい。
 予定された行事をすっかり忘れてしまうという、のんびりした気分になれるとは! 我ながら、少々不思議である。万事がこんなふうだと生きやすいのかもしれないけれど……。
 慌てて洋服に着替え、顔も洗わず飛び出した。
 遅刻して清掃に参加した。

 昨日、裏庭の杏の花が咲いているのに気づいた。(写真 ①) 
 シデコブシも、ひらひらの花びらをなびかせ始めた。(写真 ②)
 清掃から帰って、二つの花をカメラに収めた。

 スタートで慌てた今日は、終日リズムが狂ってしまった。
 
  
      (写真 ①)

      (写真 ②)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スーザン邸にて 2

2009-03-15 | 身辺雑記
 私がスーザン邸を訪れて間もなく、<石州和紙会館>のAさんが来られた。
 キッチンでは、スーザンさんとTちゃんが、夕食の準備中だった。
 Aさんと私は、洋間で紅茶をいただきながら、温かみのある灯火(ともしび)のもと、ポータブルステレオから流れる、その場にふさわしい、心の和む曲に包まれて、ひと時を過ごした。

 しばらくして、夕食。
 スープからデザートまでの6品、洋風のご馳走をおいしくいただいた。
 スーザン邸には、外国からの訪問者もよくあり、客のもてなしには慣れておられるのだろう。食材がどのようなプロセスを経て、一つの料理となってゆくのか、和食のようには想像しがたい。だが、とにかく見栄えもよく味もおいしかった。
 Tちゃんの、料理やケーキ作りの上手なことは以前から知っている。他国で味わった料理をアレンジして、Tちゃん流料理やケーキを作るのがとてもうまい。その応用力には、独特な才能さえ感じる。
 両人が心を込めて作ってくださった料理をいただきながら、4人はテーブルを囲んで、時の移るのを忘れて語り合った。
 話題に事欠くことなく……。
 Tちゃんの通訳を介して。
 スーザンさんとTちゃんの英会話のなかに、理解可能な単語を拾いながら……。
 男性一人参加のAさんは、穏やかな人柄で違和感なく、打ち解けて語らいの輪に加わってくださった。
 集う4人には、大きな年齢差がるのに、話題が途切れることもないのは不思議である。スーザンさんの人柄から来るものであろう。
 もう一人、Tちゃんのお母さまである草花舎のYさんも、食事に参加の予定だったのだが、花粉症が悪化して来られなかったのは残念だった。

 途中、
 「今、何時?」
 と尋ねたとき、10時45分だった。
 「では…」ということにはならず、その後も延々と語らいが続き、
 「もうそろそろ……」
 と言って、時間を確かめたときには、深夜の1時半に近かった。
 こんな夜更かしは、幾年ぶりのことだろう?!
 食卓に置いてあった数個のロウソクはみな燃え尽き、途中でスーザンさんが追加された1本のロウソクのみが、私たちにほのかな光を注いでいた。(写真 ②)

 帰り支度をして、玄関に向かった。
 スーザンさんに言われ、前記のブログ「スーザン邸にて 1」に添付した写真⑥の、趣のあるロウソク立てを振り返った。なかの蝋が燃え尽きかけ、訪れたときとは異なる影を台上に演出しているのだった。ロウソクの丈によって、光が生み出す影の、その微妙な変化を楽しんだ。(写真 ①)

 外に出てみると、風雨は上がっていた。が、寒くなるらしく、冷え込みのひどい深夜であった。

             ①

                     ②
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スーザン邸にて 1

2009-03-15 | 身辺雑記
 13日は、暴風の吹き荒れる日となった。
 その午後、スーザンさんの誘いで、草花舎のTちゃんも一緒に、<石州和紙会館>に出かける予定になっていた。
 朝から、木々の葉を空に舞い上げて、強風が吹き荒れた。
 午前中、合銀の外交の方が立ち寄られ、外は看板が吹き飛ぶほどの強風で、大変な嵐だと話された。
 そのうち、テレビ画面に、<M市に「暴風警報」>の文字が表示された。
 こんな日に出かけるのは、どうだろう? と思っているところへ、Tちゃんから電話があり、スーザンさんから日を改めようと連絡があったという。しかし、夕食は予定通りに、6時半頃から……、とのことだった。スーザンさんは、すでにスープなど用意しておられるし、<石州和紙会館>のAさんも来られるので…、とのことであった。

 夕方になって風がおさまると、小雨が降り始めた。が、報ぜられたほど激しい雨にはならず、出かける頃には、傘さえ必要ないくらいであった。

 7時前、スーザン邸を訪れた。すっかり日は落ちていた。
 入り口のほのかな灯りに迎えられて、お邪魔する。(写真 ①)
 玄関には少し明るい照明が置かれていた。(写真 ② 灯りの横には、椿を活けた花瓶があったのだが、うまく撮れなかった。)
 部屋部屋のコーナーや棚の上などに、和風の和らいだ灯火が置かれていた。(写真 ③~⑥)
 それらは、等質な灯りではなく、闇の姿をを様々に映し出しているかのようだった。
 灯りの静かな温もりは、スーザンさんの招客に対する心そのものを反映したものでもある。
 灯火同様、季節の花を活けた花瓶も、場所柄を考え、あちこちに置かれていた。
 スーザン邸の垣根に咲いた椿を花瓶にあしらった、その花の風情もよく……。(写真 ⑥)


      ①
                  
                       ②

       ③

                  ④

       ⑤

                       ⑥
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする