軌道エレベーター派

伝統ある「軌道エレベーター」の名の復権を目指すサイト(記事、画像の転載は出典を明記してください)

2023 年頭あいさつ:軌道派、嘘つかない

2023-01-01 12:06:25 | その他の雑記
 「軌道エレベーター」の名を愛する同志の皆様、あけましておめでとうございます。軌道エレベーター派、13回目の年明けでございます。
 さて、年頭からいきなり何なんですが、軌道エレベーター界隈は今年あたりから、しばらく寂しくなるのではないか、と予想しています。
 軌道エレベーター研究に携わり、私共も大変お世話になった先生が今年退官なさることもあり、フロントランナーの人材が減ってしまうことに加え、およそ半世紀ぶりとなる有人月面探査計画「アルテミス計画」の始動で、当面の間、宇宙分野では月が話題をさらっていくでしょう。ですので軌道エレベーターへの関心は、しばらく低くなるのではないか、と見ています。
 
 ただ、これまで何度も書いてきましたが、「宇宙」エレベーターへの関心の低迷は、「軌道」エレベーター復活のチャンスにもなりうる。世間は気まぐれで忘れやすいもので、いったん関心が薄れても、いずれまた浮上してくるものです。

 軌道エレベーターの分野でも、たとえ細々とでも研究が継続さえしていれば、何か進展なり新しい話題が出た時に再び脚光を浴び、まるで初めて登場したテーマのように扱われることでしょう。継続は力なり、ということに尽きる。

 その時こそ、ハッタリかましてあることないこと吹聴し、軌道エレベーターがいかに意義あるものかを説くのです。その時の呼び名は「宇宙エレベーター」なんつーダサいものではなく、「軌道エレベーター」でなければなりません。





 まあ嘘はいけませんけどね。我が軌道派としては「軌道エレベーター」の名を広める情熱(執念?)を忘れずに、活動を続けることが肝心だと考えています。まあやりたいように、楽しくやるのが一番ですよね。「必死」とか「全力」とか、無理は続かないし。
 
 こんな感じでお気楽に、でも真摯に軌道派を続けていくつもりです。まとまった更新がなかなかできない状況が続いてはおりますが、とにかく本年も継続していきますので、軌道エレベーター派をよろしくお願いいたします。

 以下は、毎年恒例の、1年分のまとめ目次です。前回の目次は昨年4月に掲載しているため、今年は昨年4月1日~12月31日の分を掲載します。末尾のリンクから前回の目次、そこからさらに前の目次へとたどれるようになっています。 

目次(2022年4~12月)

はじめに
 あいさつに代えて、このホームページのスローガンのご披露

軌道エレベーター早わかり
 はじめて「軌道エレベーター」という言葉を知った方のための簡単な説明

軌道エレベーターの基礎知識
 軌道エレベーターの概念や基礎理論、歴史、課題などについての細かい説明

軌道エレベーター豆知識
 軌道エレベーターに関する情報や知識をテーマ別に紹介
4.9「墓場軌道」

「軌道エレベーター定義書」と画像提供について
(軌道派による軌道派のための)軌道エレベーター定義書
 当サイトにおける「軌道エレベーター」の構造や分類などについてまとめた定義一覧
軌道エレベーター説明図の画像提供について
 軌道エレベーターの基本構造を図示した画像を提供する際の基準

軌道エレベーターが登場するお話
 小説や映画、アニメなど、軌道エレベーターに関係する創作のあらすじと、作中に登場する軌道エレベーターの特徴の解説
7.31古典(1)「星ぼしに架ける橋」
10.27古典(2)「宇宙空母ブルーノア」

研究レビュー
 軌道エレベーター関連書や論文、研究計画などの紹介
8.25「STARS-EC 今後のミッションの考察」

ニュース
 独自取材のストレートニュース
1.31「宇宙シルクロード実現に向けた取組み -軌道エレベーターによる宇宙物流と惑星開発-」
8.5「STARS-ECがテザー伸展と回収に成功」

気になる記事
 興味深いメディア記事についての感想や考察
9.5「神田神保町書店街の歴史について」

その他の雑記
 テーマにこだわらない、日々の他愛のない感想や雑学メモなど
4.2「13周年」
5.20「メルアド消失」
5.29「近況」
6.5「君は『ククルス・ドアンの島』をみたか」
7.31「きょうは軌道エレベーターの日(2022プレゼント)」
8.7「『星ぼしに架ける橋』再々読余話」
8.14「買い替えの時 その2」
8.31「2022 軌道エレベーターの日記念プレゼント当選者発表」
9.9「発送しました」
9.25「ノーベル賞の季節」
11.1「2022宇科連速報」
12.11「買い替えの時 その3」
12.24「俺の妹が減圧なしで宇宙服を着られるわけがない その2」
12.31「よいお年を(2022大晦日)」

 これより前の目次は、前回の目次も兼ねている2022年4月2日の更新の雑記「13周年」をご覧ください。その目次からさらに前の目次の回へとたどれるようになっています。
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