移住者のぼやき

2016-08-19 07:44:01 | 安曇野生活
 夏の間の安曇野生活をしている一時居住者の僕だが、 都会から移住して来た人からボヤキ話を聞く事がある。 共通しているのは「地域社会で行われている負担金の拠出についてだ」、 具体的には祭りへの協賛金、 神社や共用施設の維持管理に対する拠出金。

 僕に愚痴をこぼす人々も、 地域社会に暮らす中での、何がしかの社会的負担をする気持ちは持っている。 でも祭りの後の飲み喰いや盆踊りなどの行事の準備や終了後の飲み喰いに掛る馬鹿にならない費用の負担等については「もう少しなんとかならないものか?」と心の底にわだかりを沈ませている。
 
 数年前に移り住んで来たと言うオバサン、 愚痴と言うよりも怒りに近い口調で僕に語りかけた。 それは暮らし始めて間もない頃の話だそうだが、 町内の世話役さんがやって来て
 
 「区域内にある施設の老朽化対策として修繕に要した費用を、
  皆さんに分割で負担して貰っている」
 
 「同じようにお宅にも負担して頂きます」

 
 それだけの話なら 「仕方ないな・・・」 そう思うけれど、
 
 「修繕工事実施直後からの経過負担分も支払えって言うのよ!」
 「だから私、 言ったわよ」、
 「私達はその頃住んで居た訳じゃ無いんです」
 「なんで、そんな住んで居ない期間の費用まで
  負担しなくちゃいけないんですか?! ってね」

 
 「うーん、なるほどね~」、 図に乗って移住して来た人に対して、
 費用負担の請求してる感じを受けますね。
 
 
 市町村役場なんかじゃ過疎化をなんとかしようと努力しているだろうけれど、 こんな状況の改善も出来たらなんとかしてあげて下さいな。
 
  それにしても、 僕に愚痴をこぼす人達、 夏が過ぎればどこかに行ってしまう渡り鳥みたいな僕を、 地中に埋められた壺と見て、 普段は口に出せない腹の底のわだかまりを僕に向かって話すのかもしれません。

 ちなみに、 これは僕が住んで居る町内の人から聞いた話ではありません、 行政区域的には隣接町村の人から聞いた話です、その点誤解無き様にお願いします


  (;^_^A アセアセ・・・
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トットちゃん広場 Open @ちひろ美術館

2016-08-18 10:12:31 | 安曇野生活
 安曇野は松川村にある 「ちひろ美術館」の隣接地に「トットちゃん広場」なるエリアが今年新たにオープンした。 お盆の時期に東京を離れて、 我がひのみのの家にやって来ていた妻の帰宅日となった昨日、 乗車する列車の発車時刻までの暇つぶしにちひろ美術館を訪れた。 

 僕としては「ちひろ美術館には前に行った事はあるし、 あまり好きじゃないヘアスタイルが特徴の黒柳徹子さんの子供の頃の愛称「トットちゃん」の本やその時代をテーマにしたような展示も興味も無いままに幾つかの暇つぶしの対象として提示した中の一つから妻が選んで出かけたのだった。


 けれども、


 園内を巡るスタンプラリーをやったり、
 

 芝生の上を素足でよちよち歩きする子供の姿を眺めたり、


広場の目玉として置かれている電車を利用した図書館の係の「お姉さん・綺麗だな」なんて想ったり・・・

なんだかんだと楽しんで来ました。
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別荘を使う難しさ

2016-08-16 10:25:51 | 安曇野生活
中綱湖・湖畔の蓮畑

 簗場生活の中で知り合った名古屋の隠居。 その別荘は佐野坂スキー場エリアにある快適な作りの別荘だ。 ショージ君と共に去年の夏以降、押し掛け管理人の様な形で鍵を預かっている。 目的は「別荘に来たは良いが、鍵を忘れたとか、行方不明になった場合、 現地近くで鍵を預けてあるなら、何かと便利だろう。」 そんなオーナー側の思惑があっただろう。

 隠居がお元気だった頃は毎年夏の時期に暑い名古屋を脱出して長期に滞在されていた。 ご家族友人の方たちもお盆の時期には車を連ねて滞在しに来ていた。 今年も、そんな人々にお会い出来るかと昨日(15日)に立ち寄って見たのだが、 どなたも見えておらず、 別荘の雨戸も閉まったままになっていた。 別荘の敷地には亡くなった隠居を偲んでの記念植樹とその根元への散骨などがされていたのだが、 その植樹の周辺は草が伸び放題になったままだった。

 敷地内の車を置くスペース等の草刈りは押し掛け管理人の僕達がやっておいてあげたけれど、 「墓域の様な場所の草取りは故人ゆかりの人々の手で除草すべきだろう」 そんな考えが有ったから、僕たちは手出しをしないままにして置いた。

 夏の時期に誰も別荘に来なかったか? 見回すと、僕達が草刈りした以降に、 建物の外壁から30cmほど離して除草剤だか防虫剤だかの粉末がグルリと散布されていた。 だから現オーナーである息子さんあたりが出かけて来て、 その折に薬剤散布をされたのだと想う。 でも暮らしのための仕事に忙しい年代の人にとっては、 別荘での長期滞在なんて思うに任せないだろうし、 「維持管理なんて負担が大きいだけかも知れないなー」と想ってしまう。 また隠居の奥様も年配だから、 体調を悪くされて、 今年は遊びに来られないのかな? そんな事供を想い浮かべつつ立ち去ったのでした。 
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安曇野花火大会@2016

2016-08-15 15:12:19 | 安曇野生活
 安曇野花火大会は大町から南下してくる高瀬川が犀川と合流する付近に在る「御宝田遊水池」付近を打ち上げ場所にして、 有料観覧エリアは国道19号線に並行した犀川右岸に設けられている。 会場への最寄り駅はJR篠ノ井線の明科駅になる。

 ここの花火大会見物は初めてのこととなるのだが、 未だかって有料観覧席で花火見物をしたことの無い僕は(スポンサー席のチケットを貰った事はあります)、 今回もまた無料の堤防上に座り込んでの見物となった。 そこは有料観覧席にとは犀川を挟んでやや斜めに対向する位置だったから、 花火の見え方も良く充分満足出来るポイントだった。

 その場所へのアクセスは明科・七貴地区に広がる田んぼを貫く農道の傍らにあった農作業用の車を駐車するスペースに僕の車を入れ、積んで行った折りたたみ自転車で1.5kmほどの距離を走り、 目当ての堤防直近に到達したのです。

 花火の開始時刻は夜の7時から、 それに対して、堤防上に到着したのは15分ほど前の事。 それでも妻と二人分の座り込むスペースをゲット出来ました。 このあたりの条件は地方での中規模花火大会の好い所です。

 単発打ち上げ花火も見上げる首の角度が、 「間近に花火を見られる幸せ感を増してくれました。


 お月様の使う優雅な傘


 もう少し付け加えて書きたいこともあるけれど、 それは後日にします。 とりあえず好い花火見物をさせてもらえました。
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燻製作りの日

2016-08-14 06:34:10 | 安曇野生活
 安曇野に来てから2回目の燻製作りの日がやって来た。 東京からやって来る妻の持ち帰り土産やショージ君の家族の帰省に合わせて食べてもらうのが主目的、 それから日頃野菜をくれる近所のオバサンにも少し分けてあげるつもり。

 購入した燻製食材の大半は豚肉、 それと蒸しホタテ。

 豚肉は色んな部位の肉を買って来ましたが。 今回初めての部位はスペアリブとモモ肉、 「スペアリブなんて普通に焼いて喰った方が旨いかも・・・」と想いつつ 「物は試し」の気分で燻製にしてみるのだ。

 朝の5時には目が覚めたから、すぐに起きだして冷蔵庫の食材を常温に戻す作業に取り掛かった。 豚肉は一週間前にクレージーソルトを摺り込み、 薄いビニール袋に入れ、 毎日一回ビニール袋の上から撫でて擦って塩を馴染ませて来たのだ。 生食用の冷凍蒸しホタテは昨日買って来て、そのままの冷蔵庫に放り込んでおいた物だ。

 ついでの事に台所のテーブルの上に並べて記念撮影しのがTop写真です。 ちなみに使用した薄いビニール袋はホタテのトレイの背後に置いてある奴です。 写真の肉は未だその袋を一枚だけ被っています、 バイキンだらけの素手で触れなくて済みますから。

 さあ、 これから朝飯をしっかりと食べて、 今日の日中は燻製作りだ。


午後3時に仕上がった燻製。
 
 今回は摺りこんだ塩の比率が多すぎた様で、 塩味の強い物になってしまった。


 今朝の台所の柱にぶら下がった寒暖計の指示は24℃です。 涼しく眠れるのが、 安曇野生活の最大の利点です。 もっとも冷房完備の家に暮らしていたら、 暑い東京だろうがどこだろうが、 そこが天国かもしれませんがね。

 それからお盆の時期の安曇野は花火三昧の時期になります。 昨夜は池田町と対岸の松川村が主催する「高瀬川大花火大会」を見物に出かけました。 今夜は明科駅近くの河原で行われる「安曇野花火大会」見物に出かけます。 そして明日の夜は木崎湖の花火ですからね。
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クルミの観察-4

2016-08-13 10:16:22 | 安曇野生活
 沢沿いの斜面に立っているクルミの大木、 その脇の道路への落果が随分沢山あった時期があったけれど、 最近はほとんど見られなくなっている。 女性の妊娠で言えば安定期に入って、 「順調に生育中という所なのだろうか?」と勝手に推測しているのだが、 実際はどうなのか判らない。

 さて、 今朝の散歩の帰り道、 枝についているクルミの実を一つもぎ取り、 家に持ち帰って金槌を使って緑の表皮を剥ぎ取り、 茶色い殻をコンクリートの上で一部叩き割ってみた。

 その過程で感じた事

1. 表皮の含む水分の多さは前回と同じ

2. 表皮を削った直後は写真よりもっと白っぽい緑色なのだが
   削った直後から変色が始まり、 あっと言う間に茶色味を帯びる。
   その速度が前回より速く感じる。

3. 殻の茶色は前回よりも濃くなった感じ。

4. 殻の内部の果肉表皮は相変わらず淡い緑色。

5. 果肉の食感はシャキシャキ感の中に
   少しコクコク感が含まれ始めたか?
   味は苦味あり。




 そのクルミを拾った帰り道、 庭で野菜を作っているオバサンの家に立ち寄り、 玄関のピンポーンを鳴らして「オバサン、 またトマトを少し貰って良いかね?」と聞いて、 「イイヨ! 持ってって」の返事を聞き、 完熟トマトとナスを2本ばかり頂いて来た。 麦わら帽子がバスケット代わりをしてくれてます。 去年まではオバサンが野菜畑や花壇の手入れをしているのを見かけて声を掛けたものだが、 今年は玄関のピンポーンを押すようになってしまいました。

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山の日の眺望

2016-08-12 07:29:22 | 安曇野生活
 左奥に蓮華岳、中央には爺・鹿島・五竜、 そして右・最遠部には白馬岳

 新しく制定された休日 「山の日」 昨8月11日がそれだった。 そんな特別な日なのだから山登りに出かけたか? いいえ、 出かけませんでした。

 こんどの日曜日に明科近くの犀川河畔で開催される「安曇野花火大会」の会場周辺に適当な車を置ける場所を求めて車で走り回って来ました。 どうも会場まで徒歩10分程度で無料で問題なく車を止めておける適当な場所が見つからなかった。 当日は車に折りたたみ自転車を載せて行き、 自転車で10分程度の離れた場所に車を駐めて、 自転車で会場近くにアクセスする事にしました。

 大王わさび農場に設置された観光案内所のお姉さんに聞いたら、 花火大会開催日の夜は駐車場は閉鎖されるそうだし、 打ち上げ地点に近い清掃工場で聞いたのだが、ここも構内立ち入り禁止の措置がとられるそうだ。 犀川右岸の国道19号線側には場所探しには行きませんでした。 だって、帰り道に通過しなければならない橋があって、 橋の通過は「交通渋滞で大変だ」そんな話を地元の人から聞かされていますから。

 そんなこんなの帰り道、 穂を垂れた稲穂の向こうに遠く白馬方面まで続く山並みが勢揃いしての眺望がありました。 上高地では皇太子御一家が臨まれての山の日の式典が執り行われたなんてニュース報道がTVでありました。 第一回目の山の日は天気の良い日で良かったですね。



 話変わって圧力鍋、 今回の安曇野生活用品として持って来た物のなかで、結構活躍してくれてます。
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燻製作りを電熱で

2016-08-11 07:51:58 | タナカ君的日常
 落語で「三題噺」なんてーのがありますが、 「オーブントースターとジグソーの置かれた写真を見て、 どんな話を想像するだろうか?」、 おっといけねー、 「もう一つ大事な物を忘れていたな、 木片です」。

 実はオーブントースタを炭火コンロの代わりにして、 燻製作りにトライして見ようと考えたのだ。 この象印のトースターには温度調節とタイマーの2つのダイヤルが付いている。


 燻製器内部から七輪を取り出して、 代わりにオーブントースタを押し込んだ。

 その温度設定を下限の80℃にしての通電で、燻製器庫内の温度を予備加熱温度の40℃に出来るか? それは簡単に実現出来ました。


 さて、 ここで解決しなければならない問題が一つ現れました。 オーブントースタには連続通電の機能が備わっていないのです。 タイマーの設定は最長で15分。 2時間を超える予備加熱作業の途中で、 その都度タイマーのツマミを動かす事など、やってられません。

 そこで、 元・電気設計者が考えたのは、 タイマー部分の端子をミノ虫クリップでショートして連続通電を実現する事。 それを実現すべく、 オーブントースタの金属ケースを開けようとしたが、 星形の専用ドライバーが無いと緩められないネジが使われていて、 はたと困ったのでした。

 しかしそこは設計から調整そして客先への納入、はては故障修理までなんでもこなして来た万能技術者のなれの果ての僕だから、 すぐさま代案を考え付きました。 ゼンマイ式のタイマーのツマミ部分につっかい棒を押し当てて、 タイマーの進行を止めてしまう方法です。 そのための木切れがタイマーツマミの下部に置かれた木片なのでした。


 本加熱燻煙作業での庫内温度の80℃もオーブントースタを熱源とすることで実現出来るか? それも試して見ました。  トースターの温度設定を200℃にして通電することで、 およそ1時間後に燻製器庫内の温度が80℃に到達してくれました。 これは燻製器を外気温27℃の日陰に置いた状態でのテスト結果です。 しかし、 もう少しスピーディーな昇温のためには、 燻製器を炎天下に置くとか、 従来の炭火の力も併用するなどしたほうが良いかもしれません。

 
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梅雨明け10日

2016-08-09 08:02:24 | 安曇野生活
 夏空の下の常念岳・有明山・餓鬼岳の眺望
稲の穂も黄色みを帯び始めている

 2016年・関東甲信地区の梅雨明けは7月25日を過ぎて頃に出された。 確かに天気図上からは梅雨前線の特徴を持つ閉塞前線の表示は無くなっていたから、 気象庁も悩ましい想いを抱えつつの発表だった筈。 しかし、 僕が滞在しているここ安曇野地域では8月に入ってからも大雨警報が出されたり、 北アルプスの山並みの景色も夏空の下でのそれでは無く、 「何か梅雨明けしてねーよな!」の気分でいたものだ。

 8月3日の長岡花火大会に向かう途中、 白馬ー長野間のオリンピック道路沿いの犀川、 そして千曲川に合流し、信濃川と名前を変化させつつ長岡へと続く大河も上流部に土砂崩れを生じさせた集中豪雨の影響で茶色い濁りの流れが連続していた。


  信濃川の濁りの様子@市川橋・野沢温泉村 8月4日

 そんな煮え切らない不順な天候も8月4日あたりから、 「夏空だな・・・」と思える陽射しの強さや山岳風景になって来て、 時を選ばない雷様もやって来なくなった。 あの日から「梅雨明け10日の好天が始まったのだ」と判断して良さそうです。
 
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二度目の燻製作り 準備開始

2016-08-08 06:04:33 | 安曇野生活
 安曇野生活に帯同した燻製器、 一度使用した後は母屋の南に張り出した、 広い軒下に置いたままになっている。 その燻製器の二度目の出番が一週間先のお盆の頃に、やって来ます。  妻の来訪や地元の友人のお子さんたち帰省が予定されていて、 「遊びに来る、彼等のためにビールの摘まみに最高の燻製作りをしよう!」 そう決めたのだ。

 今日はその肉の準備のために、 ブロック肉の購入、 塩の摺り込み作業をやる予定。

 そのブロック肉だが、 2日前に3軒見て廻った大手スーパーの店頭に並んだブロック肉の大半はアメリカ産の冷凍肉だった。 国産のそれを並べてるスーパーもあったが、 重量あたりの価格が倍近い値段だった。

 そしてもう一軒 ”安曇追分駅”近くに店を構える精肉店にも様子を見にいったのだが、 そこでは豚のバラ肉を扱っていなかったし、 専門店といっても在庫の肉は固く凍った冷凍肉でした。

 なんであちこちの店を見て廻ったか? じつは前回の燻製品の仕上がり状態はそこそこ美味しかったけれど、 食感がイマイチだったのです。 それは肉の質によるものか? 燻製作業の温度管理等の問題か? 理由は不明なのですが、 二度目の燻製作りの時には温度管理のためには熱源の木炭の量を減らしたり、 材料的には国産肉も混じえて作って見る予定でいる。

 さて塩を摺りこんでから、 その後1週間、ラップで包んだ肉の表面を撫でて塩を馴染ませたりする工程を経なくちゃなりませんので、 加熱燻煙作業は先の話ですが、 今日は肉を購入したら直ぐにハーブ入りのクレージーソルトを摺りこんで冷蔵庫に保管します。

 そんな作業が一段落したら、 毎月2回だけ月曜日の朝9時から夕方まで開かれる碁友会の例会に 遅れ馳せ参じる予定。
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