クルミの観察-5

2016-08-27 10:21:16 | 安曇野生活
 仁科神明宮への散歩の帰り道、 クルミを樹からもぎ取って家に持ち帰った。 そして例によって分厚い緑の表皮を剥ぎ取り、 ハンマーで茶色い殻を叩き割り、 中の果肉を口に入れた。

 分厚い緑色した表皮の下にある殻は最初から濃い茶色として姿を現す様になって来た。 表皮を剥ぐ時に使っているハンマーの釘抜き側の先端が殻に触れる時の感触も、 随分と硬い物に触れる感じが強くなった。

 殻を割って見えて来る果肉部分の表皮、 相変わらず淡い緑色を見せる。 しかし殻と果肉との間を埋めている白色の部分に「以前とは何か違うな」そう思わせる変化を感じた。 それは僅かな空隙の発生か?

 口に含んだ果肉、 齧って見た時の苦味は殆ど無くなり、 食感はシャキシャキ感から、 コキコキ感に完全に移行した。



 さて、そんなクルミを採取する散歩コースの仁科神明宮への道、 日本海の糸魚川と松本を結ぶ「塩の道」 ルートの通り道でもある。 昔からの集落もあって、 庭木の松の大樹が塀越しに公道の上に主幹を伸ばし、 通行人や車だけで無く、 電話線もその下を通過している。 都会だったら、 松の樹が折れたら電話が不通になるなんてクレームがついて、 伐採なんて野暮な事になってしまいがちだけど、 ここ大町市の町外れ、 仁科神明宮のお膝元ではゆうゆうと松もケヤキの大樹も枝を伸ばして生きています。
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