TG-3 購入理由

2014-10-30 09:51:17 | 雪の結晶撮影
 今月中旬にOLYMPUSのデジカメTG-3を購入した。 その時に「雪の結晶撮影目的に購入した」と書きました。 もう少し具体的な惚れこんだ特徴を書いておきます。

 TG-3の仕様上の特徴はダンボールの収容ケースに印刷されたアイコンに見ることが出来ます。 幾つもの特徴の内、 Top写真に惚れた項目に丸印をつけて見ました。

1. 顕微鏡撮影モード ・・・ これが最大

2. 耐寒性 -10℃ で使用可能

3. WiFi  シャッター等のリモコン操作が可能

 まあ何かに惚れて入手して、少し触ってみれば不満も出て来るのが「世の常」です。 たとえば、一番惚れ込んだ ”顕微鏡モード”での撮影。  そのモードであるが故に被写体とカメラ本体との間隔は 10mm ほどに接近させることになる。

 その隙間部分に偏光フィルターを組み込むと、 フィルターのリングを指で摘んで回転させるのは無理、 特に雪の撮影の時には防寒のために手袋を装着しますから、 余計に難しい。 

 それへの対応として偏光フィルターの回転リングに突起物を取り付けました。 結束バンド”タイラップ”で輪を作り、 それを偏光フィルターの調整リングに被せる形で取り付けました。 また一部に針金を曲げて作った突起物(操作ハンドル)を接着して取り付けました。

 写真は偏光フィルターの調整リングに取り付けた突起物の様子


 次に、耐寒温度-10℃をうたうカメラ本体。 電源をONして暫く使っていると、 室温25℃程度のなかで、カメラ本体のケースの表面温度が人肌ほどに上昇してきます。 この本体ケースの温度上昇は近接して置かれる試料台を輻射熱で温めてしまい、 そこに雪の結晶を載せたらすぐに溶け始めてしまいかねません。

 それでどうしたか? 

 アルミの薄板で熱遮蔽板を作りました。


 写真では試料台・表面照射光源・熱遮蔽板の順で載っています。 表面照射光源のLEDは点灯させてあります。

 この熱遮蔽板は撮影の合間にはカメラと試料台の間に挿入して置くことで、 カメラが輻射する赤外線を遮り、 試料台の温度上昇が抑えられる、 そんな目論見です。 当然のことながら、 表面照射光源の電源も撮影の合間にはOFFしておきます。

 雪の結晶を撮影現場で実際に試して見ないと使い物になるかどうか判りませんが、雪の結晶撮影装置3号機、 着々と細部まで作りこみが進んでいるのです。
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