偏光フィルター 表裏の特性

2014-10-22 07:50:46 | 雪の結晶撮影
 顕微鏡モードを備えたデジカメTG-3を組み込んだ雪の結晶撮影装置3号機。 それに組み込んだ偏光フィルターの効果確認をしていて「??」と思うような現象に遭遇した。それはカメラ本体のレンズの前面に設置した偏光フィルターを回転させて透過してくる画像の様子を確認したのだが、 偏光を伴った入射光線の減衰が従来と全く異なった感じになってしまったのです。 

 従来の偏光フィルターの効果と言えば、 回転リングの角度設定に依ってはTop写真の左側の画像に見られるように全く入射光をカットしてしまうものだった。 ところが今回、 組み込んだ偏光フィルターを360°回転させてみても、 その様な入射光線に対する減衰効果を見せることが無かったのです。

 何故そうなったのか? 判ってみれば「へえーっ!!」と思うほど単純なことが原因でした。

 従来使っていた偏光フィルターは52mmサイズで、 デジカメのTG-3に取り付くサイズとは異なる物だった。 だから薄板に大きな穴を明けて、偏光フィルターをそれに取り付け、 カメラ・レンズの前面に設置する。 そんな方法をとったのです。 そう、「偏光フィルターはカメラに取り付ける向きを違えたら、その特性に大きな違いが出てしまう」 そんな事を知らないままに。 だって虫メガネやカラーフィルターなんて、どっち側から見ようとも同じ効果ですから、 「偏光フィルターだって同じ様な物だらう?!」 そう思って表裏の意識は全く無いまま、 回転リングの操作性の事だけ考えて設置してしまったのです。

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