家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「怨霊の森」・・・(231)

2007-05-17 00:29:01 | Weblog
「怨霊の森」The WOODS
監督:ラッキー・マッキー
出演:アグネス・ブルックナー、パトリシア・クラークソン、ブルース・キャンベル、他
2005年・アメリカ・91分<レンタル>

<STORY>
深い森に囲まれ、街から隔離された全寮制の高校に転入してきたヘザー。厳しい規律に息苦しさを感じ逃げ出そうとするが、不可思議な力が働き、森から抜け出すことができなかった。怪しい行動をとる先生たちと、次々に姿を消していく生徒たち。やがて、ヘザーは恐怖の底へと引きずり込まれていく...

個人的には「森ホラー」(そんなジャンルあるのか?...笑)って苦手なんですよね~...この辺は多分アメリカと日本の違いだと思うんですけど、日本ってそんなに森と生活が密接してないから森に対する恐怖ってあんまり感じませんね。
とりあえず「死霊のはらわた」のブルース・キャンベルが出演してるってことで観てみました。

全寮制の女子高と女教師、そこに魔女伝説が加わって”ダリオ・アルジェントっぽいなぁ~”と思って期待したんですけど...う~んやっぱりイマイチでしたなぁ~
女優陣もダリオ・アルジェントならもっと美形を揃えたはずですよ!(笑)

唯一の救いは、冒頭で主人公の父親役でブルース・キャンベルが出てきたので”あぁもうこれで出番終わりやなぁ”と思っていたら、終盤思いがけず活躍することくらいですかね~

「バタリアン5」・・・(230)

2007-05-16 00:30:42 | Weblog
「バタリアン5」RETURN OF THE LIVING DEAD: RAVE TO THE GRAVE
監督:エロリー・エルカイェム
出演:ジェニー・モーレン、エイミー=リン・チャドウィック、コリー・ハードリクト、ジョン・キーフ、ピーター・コヨーテ、他
2005年・アメリカ・95分<レンタル>

<STORY>
ジュリアンとネクロポリスで逃げる事に成功した彼の友達は、高校を卒業し大学生活を謳歌していた。ある日、ジュリアンの家に隠れ部屋がある事を知り、その中で“トライオキシン5”と書かれた化学品容器を発見する。その容器の実態を調べるべく友達のコーディーに預けたが...

「バタリアン」シリーズの5作目で、内容的には「バタリアン4」の続きになってます。
全作「バタリアン4」がどうしようもないくらいのゴミホラーで、監督・キャストもほぼ全作と同じにもかかわらず今作はそこそこ観れる作品になってます...不思議だ(笑)

基本的にバタリアンシリーズはコメディタッチのホラー映画ですが、今作はコメディ要素のほうが強いですね~ホラーの要素を入れたコメディ映画といっても差し支えないかもしれません。
B級ホラーには欠かせないエロシーン...というかほとんどオッパイ祭りと言ってもいいくらいおネエちゃんが脱ぎまくってます(笑)そして、お約束通り出てくる若者たちは99%バカです...なのにそれなりにホラー作品として観れてしまうのは本当に不思議です。

個人的には、おそらく前作のヒロインが病気で降板したために新たに抜擢されたヒロイン役のジェニー・モーレンに負うところが大きいのではないかと思います。
この人、ルックスがシャロン・ストーンとかエリシャ・カスバートに似た感じのシリアスな顔つきでしかもナイスバディです(残念ながら脱ぎません...笑)。
とりあえず彼女が出てきたら画面が引き締まるんですよね~なかなか良い女優さんだと思います。逆に彼女が出ていなかったら、と思うと怖いですね...(笑)
あと、個人的にはコミカルで哀しげなラストは嫌いじゃないですが、次作への布石かと思うと...

あえて観る必要は無いと思いますが、前作を観た方は是非観てください。

「呪い村436」・・・(229)

2007-05-13 01:18:27 | Weblog
「呪い村436」POPULATION 436
監督:マイケル・マックスウェル・マクラーレン
出演:デヴィッド・エームズ、レイ・エンス、スーザン・ケルソ、リック・スキーン、フレッド・ダースト、デヴィッド・フォックス、他
2006年・アメリカ・92分<レンタル>

<STORY>
犯罪のない地上の理想郷ロックウェル・フォールズ。
だがそこは、436人しか生きることが許されない呪われた地だった。逃げる者は不幸が訪れ、人口が増えると誰かが死ぬ。そこへ一人の男が訪れた。ほんの2,3日滞在するだけだったが、やがて逃げ場のない恐怖へと引きずり込まれていく...

一風変わったサスペンス・ホラー。
タイトルは”村”となってますが、村というよりは小さいながらも”町”ですよね~村と付けたのはちょっとあざといかな?

ストーリーは「平和に暮らすためには人口を436人に保たなければいけない村(町)」の話で、当然多くの人間が暮らしているということは死ぬ人もいれば生まれてくる人もいるわけです。じゃあ人が増えたり減ったりした時はいったいどうするのか?村から出ようとすればどうなるのか?...そこにやってきた調査員が体験する恐怖を交えながらサスペンスタッチで描かれています。

設定自体がまぁ特殊といえば特殊なんで感情移入しにくいかも知れませんが、なかなか面白い作品だと思います。
上手く説明できませんが(笑)村の掟という”ホラー”に村人の狂気という”サスペンス”を加え、ラストに向かって畳み掛けるようなやり切れなさがあって、結構よくできた作品だと思いますので、是非観ていただきたい1本です。
タイトルの胡散臭さで(笑)ちょっと損してると思いますよ~

「カオス」・・・(228)

2007-05-12 01:39:34 | Weblog
「カオス」
監督:中田秀夫
原作:歌野晶午
出演:萩原聖人、中谷美紀、光石研、國村隼、他
2000年・日本・104分<テレビ放映>

<STORY>
若く美しい人妻から狂言誘拐の依頼を受けた、さえない便利屋の黒田。しかし、その過程で人妻は何者かに殺害されてしまう。その後、その人妻にそっくりな女性、さと美を見つけた黒田は、さらなる危険な犯罪の深みへとはまっていく...

最近は大体の映画がDVD化されていて気軽にオリジナル・ノーカット版で観れるので普段はテレビ放映の作品はあまり観ないのですが、たまたま未見の今作が深夜にテレビでやっていたので観てみました。

正直言って特に目新しい話でも無く、一癖ある出演者たちの雰囲気だけで保っていってると言ってもいいような作品ですね~。
確かに「リング」の中田監督らしいなんかイヤ~な雰囲気を醸し出してるのはさすがだなぁとは思いますが、作品自体はさほど面白くはないですね。

エンドクレジットで初めて知ったのですが、今作は歌野晶午の「さらわれたい女」っていうミステリー作品が原作なんですね~...ネットで調べてみると原作は結構評判良いみたいですが、映画とはだいぶん違うんですかね?15年くらい前の作品らしいですが、映画のまんまの話なら15年前でもそんなに目新しくもないと思うんですけど...また機会があれば原作も読んでみたいです。

同じく東野圭吾のミステリー作品「ゲームの名は誘拐」を映画化した「g@me」とかぶる感じもありますが、個人的にはまだ「g@me」の方が面白かったと思います。

「ルート 666」・・・(227)

2007-05-08 00:37:40 | Weblog
「ルート 666」ROUTE 666
監督:ウィリアム・ウェズリー
出演:ルー・ダイアモンド・フィリップス、ロリ・ペティ、スティーヴン・ウィリアムズ、デイル・ミッドキフ、アレックス・マッカーサー、他
2001年・アメリカ・90分<レンタル>

<STORY>
裁判の証人を護送していた諜報部員の車をギャングが追う。追跡を逃れた車は閉鎖されたルート66号線へ入る。そこは受刑者がゾンビとなって棲みつく呪われたルートだった...

これ、なんか前に観たような気がしないでもない...
まぁ何にしてもゴミホラーです(笑)

思わせぶりに出てきてあっさりやられるギャングの殺し屋、任務中にエッチなことしてる(笑)捜査官など...ツッコミどころ満載です。
ストーリー的には執行官とゾンビ、保安官とゾンビの因縁を絡ませたりしてそれなりに考えられているようですが、見事にはずしてるなぁ~って感じです。

最近ではB級俳優になってしまったルー・ダイアモンド・フィリップスですが、一時期はメジャーで活躍していただけあってとりあえず存在感はあります。あと、このテのB級では他は全員無名ってことが多いのですが、脇で「プリティ・リーグ」のロリ・ペティが出ていてこのツーショットはそれなりに高級感出してます(笑)が、残念ながら他に見るべきところはありません。

とりあえず気になったのは時間短縮の近道でルート666を通ったはずなんですが、こんな事件が起こってしまって裁判に間に合ったんだろうか?これで間に合うようだったら最初っからちゃんとした道路を通ればよかったのに(笑)

「ブラッド・シティ L.A.ヴァンパイア」・・・(226)

2007-05-04 00:36:09 | Weblog
「ブラッド・シティ L.A.ヴァンパイア」OUT FOR BLOOD
監督・脚本:リチャード・ブランデス
出演:ケヴィン・ディロン、ランス・ヘンリクセン、ヴァネッサ・エンジェル 、ジョディ・リン・オキーフ、他
2003年・アメリカ・96分<レンタル>

<STORY>
ロス市警捜査課ハンク・ホルテン刑事。ときに暴力衝動に駆られる彼は、クラブで発見した行方不明の女子大生レイラに誘われるまま、深夜の妖しげな地下パーティーへと足を運ぶ。快楽をむさぼる秘密の宴。だが、なんとそこは街に棲息し続けてきた吸血鬼たちの「食事」の場でもあったのだ!眼前で繰り広げられる惨劇に、迷わずピストルを抜いたハンクは、襲いかかる悪魔に向けて弾丸を撃ち込むが、一瞬の隙に首すじに食いつかれてしまう。たちまち遠のく意識… 翌朝ビルの一室にて目覚めた彼の周りには、昨夜の痕跡はまったく無い。ただひとつ、首の傷以外は...

マット・ディロンの実弟、ケヴィン・ディロン主演のホラー・アクション。
内容的にはハッキリ言ってよくあるヴァンパイアものです。ストーリー的にも特に目新しさはありません。
主人公の別れた妻がヴァンパイアもの専門の作家でヴァンパイアに詳しいって設定もあまりにもご都合主義的ですし、このテの作品の見せ場であるはずの”ヴァンパイアとの対決”もそんなに力入ってないですしね。

正直言って安っぽいし、そんなに面白い作品ではないですね~...ただ、マイナーな存在とはいえ「プラトーン」なんかに出演していただけあって、ケヴィン・ディロンはそれなりに高級感を漂わせています。この人あんまり華があるとは思わないんですけど(笑)それでもこの存在感はさすがですね...キャリアを積むってのは凄いことだと痛感しました。
そして何と言ってもランス・ヘンリクセンです!ストーリーにそんなに関わってくる役柄ではないんですけど、この人が出てるだけで画面が引き締まりますね~。
今作もランス・ヘンリクセンが出てなかったら観てませんでしたね。

とにかく面白くないんで(笑)観なくていいです。

「パニック・フライト」・・・(225)

2007-05-03 16:41:07 | Weblog
「パニック・フライト」RED EYE
監督:ウェス・クレイヴン
出演:レイチェル・マクアダムス、キリアン・マーフィ、ブライアン・コックス、ジェイマ・メイズ、ジャック・スカリア、コルビー・ドナルドソン、他
2005年・アメリカ・85分<レンタル>

<STORY>
一流ホテルのマネージャーとして働くリサは、勤務地マイアミへ戻るフライトを待つ間、優しい男性リップナーと知り合う。無事飛行機は離陸。しかし、隣の席に座ったリップナーの正体は、国家要人暗殺チームの一員だった。彼はその計画遂行の鍵を握るのがリサだと迫る。「協力しないと、お前の父親を殺す」・・・もう逃げ場はない。完全に閉ざされたこの絶望的な空間から、リサは巨悪な陰謀を阻止し、愛する父親を救うことができるのか?

世間はGW後半らしいっすね~...私はやっと本格的な休みに入ったばかりです(悲)

「エルム街の悪夢」シリーズのウェス・クレイヴンがこれまでのホラーとは路線を変えて撮ったサスペンス・スリラー。
全米ではそれなりにヒットしたらしいですが、日本ではDVDスルーになってしまったようです...まぁ確かに全体的に地味ですが...(笑)
まず単純に面白い作品だと思います。その辺はさすがにウェス・クレイヴンの面目躍如といったところでしょうか?

飛行機内での密室サスペンスとして描かれる前半とヒロインが反撃にでるアクション的な後半で構成されていますが、それでいて90分弱という観やすくてテンポのよい作品に仕上がっています。

上にも書きましたが、出演者も地味ですし内容的にもそんなに目新しいものではなく、確かに劇場公開はキビしいかなぁ~と思わせる作品ではあります。
ただ、小品ではありますが非常に小気味良いスリラーですので、ちょっと暇つぶし的に観るには最適な1本だと思います。
特にウェス・クレイヴンという名前に反応した方は...ホラーではないですが...是非観てください。