おねえちゃんの独り言

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(・・・って、そのまんまだけど)

謎のシステム

2007-06-24 09:06:05 | Weblog
 ここ最近、主に仕事で使っているデジタル一眼レフカメラに、「シミ」が写るようになってしまったのだが、面倒でしばらく放置していた(撮影後にPhotoshopでセコセコ修正していた)。先日、「どうにかしよう」とようやく重い腰を上げたものの、さて、どうしよう。問題は、カメラをクリーニングに出している間、当たり前だが仕事ができないことである。新宿にニコンのサービスセンターがあることは知っている。日本にいる間はどうせ撮影の仕事はしないし、次に日本に行く際、そこへ持ち込むか?
 試しにアメリカのニコンについて調べてみたら、比較的近くにサービスセンターがあることが判明。ただ、そこの電話番号がどこにも載っていない。本当は持ち込みOKかどうかや営業時間、CCDクリーニングにかかる期間や費用などを先に聞きたかったのだが、電話番号がないのだから仕方がない。とりあえず直接行ってみることにした。
 そんなわけで、仕事でデジカメを使わなさそうな週の火曜日、カメラを持ってサービスセンターへ。飛び込みOK、クリーニングにかかる時間は24時間と言われたまでは良かったが、カメラのシリアル番号からアメリカで販売されたものではないことが判明。「グレーマーケットの製品は修理しない」という会社の方針から、受け付けるには買った時のレシートが必要だと言う。
 確かに私のデジカメは、4年余前にeBayを通じて香港の業者から買ったものだ。当時のアメリカ国内での実勢価格よりは安かったものの、それでも1600ドル近く払っている。付属品やマニュアル類もすべて揃っているし、なにより本物のニコン製であることは明らかだ。洋服やバッグの偽ブランド品のように、素人が見ても本物かどうか区別がつかないなんてことはあり得ない。
 まさかそんなことを言われるとは夢にも思わなかったが、家に帰れば当時のレシートが残っている。レシートを家からFAXするということで、カメラを預けて帰ってきた。もちろん帰宅後、すかさずレシートをFAX。無事に届いたかどうか電話で確認しようと思ったら、ナント! カメラの預かり証にもサービスセンターの電話番号が書いていない! あるのは、FAX番号と全米共通の代表番号のみ。これではFAXが無事に届いたかどうか、さらに修理を受け付けてくれたのかどうか、確認のしようがない。
 受け付けたかどうか、電話の1本もよこせよ!とイライラ待つこと1日。作業時間が24時間なのに、翌日になっても作業が終わったという電話すらかかってこない。仕方がないので全米の代表番号に電話をかけた。しかし作業受付番号が分からないと、状況の調べようがないと言う。私の場合、作業を受け付けるかどうかはレシートを見るまで分からないということで、番号はもらっていない。それでは調べようがないと言う。そもそも当該サービスセンターに直接問い合わせれば早いので、じゃサービスセンターの電話番号を教えて、と言ったところ、「ない」とかぬかしやがった・・・・・
 この謎のシステムは一体全体なんなんだ?! そもそも最初からサービスセンターの電話番号が分かれば、受付時間や必要な書類もあらかじめ分かり、レシートだって最初に一緒に持って行った。FAXした後だって、サービスセンターの電話番号さえ分かれば速攻で状況を確認できた。安くない金出して買った人の仕事の必需品を預かっておいて、状況は不明、問い合わせられる電話番号はない、って、なんじゃいな、そりゃ?!
 他にどうしようもないので、預けてから2日後の木曜日、仕方なくレシートを持って再びサービスセンターに足を運ぶ。案の定、火曜に送ったFAXは届いておらず。受付係は「今週はFAX機の調子が悪いから」などとぬかしやがる。結局、この日に持ち込んだレシートで作業が受理され、翌金曜日に再び行ってみたらクリーニング作業は無事に終わっていたのだが、全カメラ預け期間を通じてサービスセンターからの電話連絡は一切なし。こちらからかけられる電話番号もないので、すべて私が直接行って確かめざるを得なかった。超原始的! せめて最後に作業完了の電話ぐらい、よこしやがれ! それとも、本当にサービスセンターには1回線の電話もなく、作業完了の連絡もできないとでも言うのか?!
 サービスセンターの電話番号を公開したら、一体どんな不都合があるというのだ?! 作業員が電話応対に忙殺されるほど問い合わせがくるのか?! それともいたずら電話がひっきりなしにかかってくるとでも?!(そんなこと言ってたら、どこの会社も電話番号を公開できないと思うケド) そもそも全米の代表番号は公開してるんだから、サービスセンター直通の番号を公開したくないのなら、代表番号からサービスセンターに転送してくれたらいいじゃないか!
 結果的にCCDのクリーニングが無事に完了し、例の「シミ」も写らなくなったからいいようなものの、ほんっと〜〜〜に謎のシステムである。
 おまけ。翌週月曜日、ニコンから謎の書類が郵送されてきた。上部には「見積もり」とあるんだけど、詳細欄の内容は意味不明だし、金額欄はすべて0。おまけに当該製品名が「COOLPIX」などと全然違う機種になっている。まったくもって最後の最後まで謎な、アメリカのニコンのシステムなのであった・・・
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