ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

Audio Accessory

2017-04-16 11:50:18 | 日記
高価だったこいつを、穴が開くほど読み重ねた時期があった。 それは丁度、大学時代。

カートリッジ、各種ケーブル、スピーカーユニットのテスト、接続やメンテの工夫など、複数の評論家で行うそれぞれの手法、表現は斬新かつ大胆で、何度読んでも面白い。

アナログしかなかった当時、〝端子の増し締め〟 〝SPケーブルの端末処理〟 〝鳴き止めのブチルゴム貼付〟 〝電源の極性合致〟 そして 〝セッティング〟 等に手をかけることは事実、機種のグレードアップよりも大きなクオリティアップとなった。

高額品の拡販へと誘導する雑誌が主流の中、「追い込みもしないままの安易な買い替えによる解像度改善は、端子を洗浄して接点回復を図ったようなもの」 なる某評論家の言葉は、同誌のポリシーを象徴する。


一方、季刊誌ゆえか、バイオリズムが合わないのか、秋葉原へ出向き、慎重に試聴のうえ何かしらのコンポーネントを購入すると、必ずと言って良いほど、その後に特集が組まれた。 ドキドキしながらレポート記事に見入ったものだ。 幸い選んだものは概ね、高評価だった。


ダイエーでさえ壁一面にスピーカーを積み上げ、ユニット販売も行っていた。 今となっては信じ難いほどの物量を投じた機器がリーズナブルな価格で流通していた夢のような時代。
但し、学生の身には、いかにリーズナブルでも簡単に手が届くものではなかったけど ・・・ 。


実は昨日、アンプに手をかけてみた。 効果は想像を超え、柔らかさ、繊細さが大きく向上。
かかった費用は送料込みで1,490円!  これぞ正に 〝Audio Accessory 的手法〟?



この話は次回に。






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