今日はいよいよ披露宴ですね。 そして明日からハネムーン。 大きな未来へのスタートです。
本日某所には、お二人を祝福するため多くの方が集うことでしょう。 その中に、圧迫骨折の危険箇所が複数あるにもかかわらず、どうしてもお二人の姿を目にしたくて、杖をつきつきはるばる遠方よりお越しになる年老いた親族もいらっしゃいます。
ひとは自らの終着駅が近づいたことを意識したとき、愛する者の幸せを願い、我が事のように一喜一憂する想いは計り知れないものになるのでしょう。 そして、この想いだけがその親族のくたびれた身体を動かしています。 と言っても、若いお二人にはまだまだ縁遠い話でしょうね。
その老人は、曲がった腰や足の痛みも一切表に出さず、飛び切りの笑顔で控え室に向かわれることでしょう。 忙しい日ですが、ぜひ優しく丁寧に迎えてあげてください。
披露宴の場、瞬間は、大切な皆さんの貴重な時間をいただいて初めて成り立つもの。 だから、お二人はその場に “ いる ” のではなく “ いさせていただいている ” ということを一生忘れないでくださいね。 着慣れない服装に祝儀をしたため、お二人が定めた時刻に合わせ、お二人が定めた席次に従い着席されている方は、様々なことを背負い日々悩みながらも、この日ばかりは皆笑顔なのですから。
人生は一度きり ・・・ だから素晴らしい ! お二人の人生に幸多かれ !!