ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

早いもので

2023-09-17 00:26:42 | 日記
あれから3年目。
ここの景色は何も変わっていません。


1月ほど前には驚いたでしょう?
突然、母屋と ここに Sくんと Sちゃんが来ちゃって。

お供えは Sくんが地元で購入したものです。


そもそも連れてきたのではなく「行きたい」という希望を叶えただけですよ。
主がいなくなった母屋…そんなに遠くない将来、見られなくなってしまうかも知れないからと。


この地で いろんなことがありました。
そんな出来事、想い出を誰かに知ってほしいと思ったことはありませんが、世代を超え、また時空をも超えたかのように「ここにいられる」ことは幸せなのでしょう。


あの海で Sくん、Sちゃんも楽しんでいました。
遠浅ではなくなり寂しくなった浜辺に、あの日は たまたま人が集まっていましたよ。

井上陽水さんの〝いつのまにか少女は〟のイントロのピアノを聴くたび、この海を想い出しています。

ここ数年は、フジTV の番組〝イット〟で報じる事件や話題の冒頭毎に このピアノの和音が流され、戸惑っておりますが…


いつか災がやって来るでしょう。
甚大な被害が予想されているのに不謹慎ですが、その後に遠浅の景色が戻るなら死ぬまでにもう一度観てみたい ・・・ などと思ってしまいます。

Sくんも同様でした。
僕が観られなくても、きっと Sくんが観てくれるんでしょう。




そんなに遠くない将来、かつてこの地に様々な想いを抱きながら暮らしていた家族のことなど誰も知らない時代がやってくる。

そうやって代替わりしていくのだろう、これまでも、これからも。


それでも、その想いは残り、引き継がれる。
ひとは遺伝子の方舟なのだから。


…それぞれが失った大切なひとを胸に生きている…

そして

…亡くなったひとも きっと貴方を大切に想っている…

だから

…前を向く…







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