![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/b4/a22d43280c202b5646e0e1f9dec91c76.jpg)
愛用の Marshall JMD501 はプリがデジタルアンプシミュレーター、パワーが真空管という便利なアンプ。 ギターを繋ぐだけで良い音が出る。
僕はグライコとブースターを介することで MAJOR そっくり(← 音を聞いた人全員の感想)の音を出していました。
但し、あくまでも「そっくり」であって、不満もありました。
具体的には「アタックの微妙な遅れ」と「高音域の僅かなザラつき」。
最近、この改善策を考えるようになり、その一案が「真空管を使ったオーバードライブを導入して、不具合の源となっているであろう Marshall JMD501 のプリアンプをバイパスする」というもの。
一方、真空管を使ったオーバードライブの有名品は意外にも歪みが無機質だったり、フルGAIN でも歪みの量が不足だったり、クールだったり、ワイルドすぎだったりで、良いものがありません。
そこで、睡眠時間をも削って(笑)様々な製品を徹底的に洗い出し、試奏動画でサウンド確認を進めていったところ唯一、ナチュラルで十分な量の歪みを出せる機種があり、これに使われている Nutube の存在を知りました。
それは、コルグとノリタケ伊勢電子が共同開発し、2015年1月に発表され、ノリタケ伊勢電子の三重工場にて生産される純国産の超小型真空管。
製品名は VOX VALVENERGYシリーズの〝CUTTING EDGE〟。
このシリーズで、これ以外の機種は音質、歪みの量ともイマイチでした。
セッティングは GAIN:1時、BASS:1時、MIDDLE:1時、TREBLE:11時、TIGHT:MIN 。 更に10バンドのグライコで大胆に補正しています。
TIGHT は低音の膨らみを減衰させる機能で、その効きは極めて明確。
MAX に近付くほど Marshall JCM800 に代表される TIGHT なトーンに、MIN では MAJOR に欠かせない重低音や低音弦をミュートした際の「ボコッ!」という粘りのあるコンプ感が図太く再現されます。
しかも、ギター側のボリュームでクランチからクリーンまでコントロールできてしまう!
さてさて、肝心の音は ・・・「もうたまらん♪」という表現がピッタリ。
CUTTING EDGE について「思わず弾き続けてしまった」といったレビューを目にしますが、投稿された方の気持ちが痛いほどよく分かります。
MAJOR 特有の誤魔化しが利かない鋭いアタック、有機的でなめらかな歪み、床を揺るがす重低音(近所迷惑要注意!)、大砲のような太い音、ギター側でボリュームを絞れば針金音 ・・・ これらがいとも簡単に出てしまいます。
プリアンプをバイパスしてパワーアンプに直結する形は勿論、クリーンチャンネルに繋いでもいい感じ♬ 時間が経つほどになめらかな音に変化する ・・・ こういったところも、やはり真空管。
因みに、クランチを含む〝歪むチャンネル〟では CUTTING EDGE の持ち味が出ません。
パワーアンプ直結ができない機種の場合、どうやっても歪まない〝クリーンチャンネル〟に繋ぐか、アンプ側の GAIN を絞り込むことが CUTTING EDGE のピュアバルブトーンを楽しむ最低条件になります。
まー、Marshall JCM800や MAJOR なら話は別。 そもそもこんな逸品アンプがあれば CUTTING EDGE は不要。(音のデカさやサイズや重量はさておき)
このサウンドを実現するため、大学時代から今に至るまで、どれだけ沢山のエフェクターやアンプを試してきたか ・・・ あの過去は何だったのか?(苦笑)
2021年7月6日に〝安くて優秀だった MXR GT-OD〟というタイトルの回顧録で絶賛した MXR GT-OD も、大学時代に重宝し、今なお高い評価を得ている BOSS OD-1 も SD-1 も所詮はダイオードクリップ。
思えば、高校時代に友人に作ってもらったオーバードライブは最も良い歪だったけど、こいつも当時「真空管に特性が近似」と囁かれ始めた MOSFET クリップ。
いずれもピュアバルブトーンには及びません。
CUTTING EDGE ・・・ これはもう〝エフェクター〟ではなく〝真空管のプリアンプ〟。 ピュアバルブトーンを実現するためステージの度に重いヘッドを運ぶ必要はもうありません。
CUTTING EDGE と グライコ程度をケースに忍ばせておけば極上のバルブトーンで演奏できるなんて、いやはや素晴らしい時代になったものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/b5/6d2a77ad2e9b897fb32c8b8d8a2c9df3.jpg)
僕はグライコとブースターを介することで MAJOR そっくり(← 音を聞いた人全員の感想)の音を出していました。
但し、あくまでも「そっくり」であって、不満もありました。
具体的には「アタックの微妙な遅れ」と「高音域の僅かなザラつき」。
最近、この改善策を考えるようになり、その一案が「真空管を使ったオーバードライブを導入して、不具合の源となっているであろう Marshall JMD501 のプリアンプをバイパスする」というもの。
一方、真空管を使ったオーバードライブの有名品は意外にも歪みが無機質だったり、フルGAIN でも歪みの量が不足だったり、クールだったり、ワイルドすぎだったりで、良いものがありません。
そこで、睡眠時間をも削って(笑)様々な製品を徹底的に洗い出し、試奏動画でサウンド確認を進めていったところ唯一、ナチュラルで十分な量の歪みを出せる機種があり、これに使われている Nutube の存在を知りました。
それは、コルグとノリタケ伊勢電子が共同開発し、2015年1月に発表され、ノリタケ伊勢電子の三重工場にて生産される純国産の超小型真空管。
製品名は VOX VALVENERGYシリーズの〝CUTTING EDGE〟。
このシリーズで、これ以外の機種は音質、歪みの量ともイマイチでした。
セッティングは GAIN:1時、BASS:1時、MIDDLE:1時、TREBLE:11時、TIGHT:MIN 。 更に10バンドのグライコで大胆に補正しています。
TIGHT は低音の膨らみを減衰させる機能で、その効きは極めて明確。
MAX に近付くほど Marshall JCM800 に代表される TIGHT なトーンに、MIN では MAJOR に欠かせない重低音や低音弦をミュートした際の「ボコッ!」という粘りのあるコンプ感が図太く再現されます。
しかも、ギター側のボリュームでクランチからクリーンまでコントロールできてしまう!
さてさて、肝心の音は ・・・「もうたまらん♪」という表現がピッタリ。
CUTTING EDGE について「思わず弾き続けてしまった」といったレビューを目にしますが、投稿された方の気持ちが痛いほどよく分かります。
MAJOR 特有の誤魔化しが利かない鋭いアタック、有機的でなめらかな歪み、床を揺るがす重低音(近所迷惑要注意!)、大砲のような太い音、ギター側でボリュームを絞れば針金音 ・・・ これらがいとも簡単に出てしまいます。
プリアンプをバイパスしてパワーアンプに直結する形は勿論、クリーンチャンネルに繋いでもいい感じ♬ 時間が経つほどになめらかな音に変化する ・・・ こういったところも、やはり真空管。
因みに、クランチを含む〝歪むチャンネル〟では CUTTING EDGE の持ち味が出ません。
パワーアンプ直結ができない機種の場合、どうやっても歪まない〝クリーンチャンネル〟に繋ぐか、アンプ側の GAIN を絞り込むことが CUTTING EDGE のピュアバルブトーンを楽しむ最低条件になります。
まー、Marshall JCM800や MAJOR なら話は別。 そもそもこんな逸品アンプがあれば CUTTING EDGE は不要。(音のデカさやサイズや重量はさておき)
このサウンドを実現するため、大学時代から今に至るまで、どれだけ沢山のエフェクターやアンプを試してきたか ・・・ あの過去は何だったのか?(苦笑)
2021年7月6日に〝安くて優秀だった MXR GT-OD〟というタイトルの回顧録で絶賛した MXR GT-OD も、大学時代に重宝し、今なお高い評価を得ている BOSS OD-1 も SD-1 も所詮はダイオードクリップ。
思えば、高校時代に友人に作ってもらったオーバードライブは最も良い歪だったけど、こいつも当時「真空管に特性が近似」と囁かれ始めた MOSFET クリップ。
いずれもピュアバルブトーンには及びません。
CUTTING EDGE ・・・ これはもう〝エフェクター〟ではなく〝真空管のプリアンプ〟。 ピュアバルブトーンを実現するためステージの度に重いヘッドを運ぶ必要はもうありません。
CUTTING EDGE と グライコ程度をケースに忍ばせておけば極上のバルブトーンで演奏できるなんて、いやはや素晴らしい時代になったものです。
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