購入したのは Marantz 。 DENON (かの日本コロムビア、日本電氣音響株式會社ではなく、ブランド名のみ残存) とも、ディーアンドエムホールディングスで製造されている。 つまり、今や Marantz と DENON は、バリエーション設定を目的としたブランド戦略なのだ。
試聴に使用した CD は、Mike Oldfield : OMMADAWN 、大滝詠一 : A LONG VACATION 、EAGLES : Hotel California で、これまでの試聴と同一。
あいにく DENON は展示なし。 他メーカーとの比較試聴の結果、Marantz で唯一展示されていた PM-11S3 が突出。 中低音~中音が混沌としている曲を混沌としたまま再生する。
但し、分解能が低いわけではなく、ひとたび耳を “ 聞く ” から “ 聴く ” に意識変換すれば、1 つ 1 つの楽音は明確になる。 このニュアンスは、かつて同曲をアナログディスクで聴いていた頃のイメージと一致する。 無理やり皮を剥いて中身を露出させたような音ではない。
この混沌とした帯域が厚く暖かく、ひとの声、ボーカルものを魅力的な音で再現する。
低音は引き締まっていて弾力があり、中高音~高音はナチュラルトーンで、よく伸びている。 空間表現力もなかなかで、逆位相成分、エコー成分とも、太く実体感をもって周囲に漂う。 価格もリーズナブルだ。 メーカー希望価格が 43 万、売価は 33 万。
一方、分厚い面相はブリキのおもちゃの如くで、その高級感をスポイルしており、重量は何と 26.6kg もある。
クロゼット内への設置中に腰を痛めたら ? ・・・ 万一故障した際に配線を外して箱に納めるのは至難の技では ? ・・・ だいたい一人でできるのか ? ・・・ 元箱を保管したいが高さがあり過ぎ ・・・ などとブツブツ言いながら悩んでいると、店員の N さん曰く、この下のモデルもあって、低域はやや腰高になるものの、トーンは同じトレンド、とのこと。
あいにく展示がなくて試聴できなかったが、メーカー希望価格は 24 万。 売価は推して知るべしである。 しかも、カタログにはスマートな外観が載っていた。 重量は 18.5kg 。
ということで、購入したのは PM-14S1 。 肝心の音はというと、N さんのアドバイス通りで、やや腰高な PM-11S3 といった印象。 結構スリムで、ブルーに点灯したルックスが綺麗。 電子ボリュームだったり、放置すると休眠しちゃったりと、ユニークな面もあって、斬新だ。
注意点は、電源ケーブルの極性について表示も説明書きもないこと。 正しく接続しないと、平面的でボケボケの音に激変する。 これほど極性にナーバスなアンプは初めてである。
唯一不満な点は、スピーカー端子が左右それぞれ 1 つしかないこと。 バイワイヤリングのケーブルを HIGH、LOW とも、まとめて接続するハメに。 そうそう、それにもう一つある ・・・ モデルチェンジの度に買い替える悪い予感が (笑)
試聴に使用した CD は、Mike Oldfield : OMMADAWN 、大滝詠一 : A LONG VACATION 、EAGLES : Hotel California で、これまでの試聴と同一。
あいにく DENON は展示なし。 他メーカーとの比較試聴の結果、Marantz で唯一展示されていた PM-11S3 が突出。 中低音~中音が混沌としている曲を混沌としたまま再生する。
但し、分解能が低いわけではなく、ひとたび耳を “ 聞く ” から “ 聴く ” に意識変換すれば、1 つ 1 つの楽音は明確になる。 このニュアンスは、かつて同曲をアナログディスクで聴いていた頃のイメージと一致する。 無理やり皮を剥いて中身を露出させたような音ではない。
この混沌とした帯域が厚く暖かく、ひとの声、ボーカルものを魅力的な音で再現する。
低音は引き締まっていて弾力があり、中高音~高音はナチュラルトーンで、よく伸びている。 空間表現力もなかなかで、逆位相成分、エコー成分とも、太く実体感をもって周囲に漂う。 価格もリーズナブルだ。 メーカー希望価格が 43 万、売価は 33 万。
一方、分厚い面相はブリキのおもちゃの如くで、その高級感をスポイルしており、重量は何と 26.6kg もある。
クロゼット内への設置中に腰を痛めたら ? ・・・ 万一故障した際に配線を外して箱に納めるのは至難の技では ? ・・・ だいたい一人でできるのか ? ・・・ 元箱を保管したいが高さがあり過ぎ ・・・ などとブツブツ言いながら悩んでいると、店員の N さん曰く、この下のモデルもあって、低域はやや腰高になるものの、トーンは同じトレンド、とのこと。
あいにく展示がなくて試聴できなかったが、メーカー希望価格は 24 万。 売価は推して知るべしである。 しかも、カタログにはスマートな外観が載っていた。 重量は 18.5kg 。
ということで、購入したのは PM-14S1 。 肝心の音はというと、N さんのアドバイス通りで、やや腰高な PM-11S3 といった印象。 結構スリムで、ブルーに点灯したルックスが綺麗。 電子ボリュームだったり、放置すると休眠しちゃったりと、ユニークな面もあって、斬新だ。
注意点は、電源ケーブルの極性について表示も説明書きもないこと。 正しく接続しないと、平面的でボケボケの音に激変する。 これほど極性にナーバスなアンプは初めてである。
唯一不満な点は、スピーカー端子が左右それぞれ 1 つしかないこと。 バイワイヤリングのケーブルを HIGH、LOW とも、まとめて接続するハメに。 そうそう、それにもう一つある ・・・ モデルチェンジの度に買い替える悪い予感が (笑)