そう言えば、あちこちに “ フリージア祭り ” の告知ポスターが貼ってある。 「やはり」と言うか「さすが」と言うか、続いて TO さんの運転する車が到着した場所は広大なフリージア畑。
そこは繊細で瑞々しく美しい風景が広がっていた。 しかも入場無料 ! 僕らは吸い込まれるように畑に足を踏み入れ、思いがけない美しい花々を撮っていた。
一列の赤、紫、黄、そしてそれらが混在する列も。 それはまるで夢の中にいるような視覚だ。
小道を渡ると、そこにも沢山のフリージアが “ 富士 ” の名を冠した山をバックに咲いている。 受付小屋の女性に 「 一束までなら無料なので、ぜひ摘んでいって下さい 」 と勧められたが、数時間後には機内にいる身ゆえ、遠慮することに。
僕らはそのまま、言葉が無意味にさえ思えるほど美しい場所を後にした。 (次回に続く)