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Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ファルハド・バダルベイリのピアノとオーケストラのための「海」を聴く、そして二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2013-12-09 06:27:01 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日は二俣川から鶴ヶ峰まで歩きました。
そろそろ、その他の地域編については次回あたりで終わりにしたい。
今回取り上げるのは1947年生まれのアゼルバイジャンの作曲家バダルベイリが、
1977年に作曲したピアノとオーケストラのための「海」である。
彼の略歴は以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはファルハド・バダルベイリのピアノ、
ドミートリー・ヤブロンスキー指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
曲は弦楽器とハープの上で、フルートが美しい旋律を奏でて始まる。
それをクラリネットが引き継ぎ、ヴァイオリンが引き継いでいく。
それにピアノが波を表すかのような音型を繰り返しながら入る。
一方では歌うような旋律を奏でていく。
ロマンティックな音楽で、ピアノと管弦楽で盛り上がりをみせていく。
海の風景を感じさせる雄大な音楽を奏でたあと、最後はおだやかに終わる。

アフメト・アドナン・サイグンの交響曲第3番作品39を聴きながら、二俣川から三ツ境まで歩く

2013-12-08 18:19:54 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日は二俣川から三ツ境まで往復して歩きました。
途中聴いたのは1907年生まれのトルコ共和国の作曲家サイグンが、
1960年に作曲した交響曲第3番作品39である。
彼の略歴は以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはアリ・ラシライネン指揮、
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章レント-アレグロは、低弦の重々しい感じで始まる。
思いつめたような感じの中、弦楽器中心に旋律を奏で、
やがて、木管楽器群が神秘的な感じの音楽を奏でて、
これが交互に現れるが、そのあと各主題は展開されていき、
その後行進曲風の音楽になり、
金管楽器と打楽器が加わり荒々しくなり、
最後は打楽器のリズムが残り、静かに終わる。
第二楽章ソスティヌート-レントは、
管弦楽全体で旋律が奏でられたあと、
低弦を中心に重々しく旋律を奏でていく。
徐々に金管楽器中心に盛り上がりをみせたあと、
おだやかな感じになって終わるが、東洋的な響きがみられる。

第三楽章スケルツォ-ヴィーヴォは、
軽快でリズミックな旋律を弦楽器が奏でて始まる。
木管楽器や金管楽器もそれに絡んでいき、
そのあと上昇する音型が繰り返えされ、
最初の旋律に絡んで、やがて打楽器も入る。
再び弦楽器中心に最初の旋律が奏でられ、
打楽器や金管楽器も加わり、緊迫した音楽が展開される。
そのあとも木管楽器と金管楽器で絡み合ったあと、
行進曲風の音楽になり、再び冒頭の感じが繰り返され、
管弦楽全体で盛り上ったところで終わる。
第四楽章コンモド(気楽に)は、打楽器と弦楽器のやりとりで始まり、
その弦楽器が奏でる旋律に他の楽器が絡んでいく。
その旋律は繰り返されながら、様々な楽器に引き継がれていく。
民謡風で素朴な旋律であるが、何度も繰り返されたあと、
金管楽器が中心に盛り上げたところで最後終わる。

ユン・イサン(尹伊桑)の交響曲第4番「暗黒の中で歌う」を聴く、そして片倉町から上星川まで歩く

2013-12-07 14:25:09 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日は片倉町から上星川まで歩きました。
いつもとは違うコースを歩き、羽沢南から上星川2丁目の急な下り坂を通り、
国道16線に出てからは、そのまま上星川駅まで歩いた。
高台の住宅街を歩いていくのもなかなか面白かった。
今回とりあげるのは1917年生まれの韓国の作曲家ユン・イサン(尹伊桑)が、
1986年に作曲した交響曲第4番「暗黒の中で歌う」である。
高麗時代の時調という古典的な歌謡を題材に作曲された作品のようだ。
彼の略歴は以前触れたので省略する。
今回聴いたCDは浮ヶ谷孝夫指揮、
ポメラニア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。

第一楽章は、低弦が民謡風の旋律を奏でて始まる。
金管楽器や打楽器が絡んでいったん盛り上がり、
再び低弦が最初の旋律を奏で、管弦楽が絡んでいく。
当時の前衛音楽の流れを受けているものの、
そこには韓国の音楽の要素も入って、うまく融合している感じである。
音楽は時々激しく荒々しい部分をみせていて、
作曲家の不屈の精神を示しているかのようで、最後力強く終わる。
第二楽章は、木管楽器が歌謡風の旋律を奏でて始まる。
それは、やや悲しげな感じを与えるものである。
第一楽章とは対照的におだやかな感じで曲は進行する。
弦楽器と対話するように旋律をやりとりする部分もあるが、
時々そのおだやかさを金管楽器と打楽器が崩したりする。
木管楽器を中心に歌うような旋律がその後も続くが、
金管楽器や打楽器が入り、徐々に盛り上ったところで全曲を閉じる。

オタール・タクタキシヴィリの組曲「ミングレリアの歌」を聴きながら、片倉町から横浜まで歩く

2013-12-06 17:03:01 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日は片倉町から横浜まで歩きました。
途中聴いたのは1924年生まれのグルジアの作曲家タクタキシヴィリが、
1972年に作曲した組曲「ミングレリアの歌」である。
彼の略歴は以前触れたので省略する。
この曲はテノール、男声八重唱と室内管弦楽のための作品である。
今回聴いたCDはズラブ・ソトキラヴァのテノール、
ルスタヴィ声楽アンサンブル、
オタール・タクタキシヴィリ指揮、
レニングラード室内管弦楽団の演奏による。
第一曲「ばら」は、コーラスと管弦楽の伴奏に乗り、
テノール独唱が朗々と歌って始まる。
明るい歌が二度繰り返されて終わる。
第二曲「チャグナ」は、低弦のリズムに乗り、
テノール独唱が軽快な歌を歌い、コーラスも絡んでいく。
テンポをあげながら盛り上げて、最後は力強く終わる。
第三曲「あなたは世界の中でただ一人」は、
美しいコーラスの響きで始まり、テノール独唱が加わり、
牧歌的な風景が広がるイメージをもたせる曲である。

フィレクト・アミロフとエルミラ・ナジーロヴァのアラビアの主題のピアノ協奏曲を聴く

2013-12-05 06:27:13 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日もウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1922年生まれのアゼルバイジャンの作曲家アミロフと、
1928年生まれのアゼルバイジャンのピアニストのナジーロヴァの共作で、
1957年作曲されたアラビアの主題のピアノ協奏曲である。
アミロフの略歴は以前触れたので。省略する。
今回聴いたCDはファルハド・バダルベイリのピアノ、
ドミートリー・ヤブロンスキー指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロは、軽快なリズムにあわせて、
ピアノが入り、アラビア風の主題を奏でていく。
これに続き木管楽器によりアラビア風のもう一つの旋律が奏でられ、
ピアノがその旋律を受け継いでいくが、とてもロマンティックである。
そのあとこの二つの主題をもとにした展開部に入るが、
なかなかの展開の技法であるが、とても聴きやすい。
ピアノのカデンツァの部分も魅力的である。
最後は行進曲風に盛り上って終わる。

第二楽章アンダンテ・ソスティヌートは、
弦楽器のユニゾンにより重々しく旋律が奏でられる。
そしてピアノが入り、その旋律を受け継いでいき、
再び管弦楽の部分とピアノ中心の部分が交互に繰り返される。
中間部はピアノ中心に軽快でリズミックな部分が現れ、
それが終わると冒頭の重々しい旋律が奏でられ、
冒頭の部分が繰り返され、最後は静かに消え入るようにして終わる。
第三楽章アレグロ・ジウストは、明るく軽快な旋律で始まり、
ピアノもその明るく軽快な旋律を引き継いでいく。
管弦楽がそれに絡んでいくが、ここでもアラビア風の旋律が現れる。
その旋律をもとに展開されていき、金管楽器が絡んでいく。
管弦楽全体で盛り上って、最後は力強く終わる。