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ペア・ノアゴーのヴァイオリン協奏曲第2番「境界線」を聴く

2013-07-21 07:51:34 | 古典~現代音楽デンマーク編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1932年生まれのデンマークの作曲家ペア・ノアゴーの作品で、
2002年に作曲されたヴァイオリン協奏曲第2番「境界線」である。
ペア・ノアゴーは、デンマーク音楽アカデミーで音楽を学び、
ヴァン・ホルンボーなどに師事し、ホルンボーなどの影響を受けていたが、
1960年代から無限セリーという独自の作曲の手法を開発したようだ。
今回聴いたCDはペーテル・ヘレスタールのヴァイオリン、
ロルフ・グプタ指揮、スタヴァンゲル交響楽団の演奏による。
第一楽章モデラートは、弦楽器による下降するような音楽で始まり、
打楽器がそれを時々断ち切る。独奏ヴァイオリンがそれに絡みながら、
無限に広がる感じで、神秘的でもあり、音の絡み合い方が独特である。
独奏ヴァイオリンによるカデンツァ的な部分と協奏的な部分を繰り返し、
その後独奏ヴァイオリンと弦楽器の掛け合い、最後静かに終わる。
第二楽章レント、クイエート・エ・クワジ・センプリーチェは、
独奏ヴァイオリンの奏でる旋律で始まる。
弦楽器と打楽器の音が入り、それに絡んでいくが、
この楽章では独奏ヴァイオリン中心に音楽は進行する。
最後は弦楽器の音に独奏ヴァイオリンが語りかけるようにして終わる。
第三楽章アンダンティーノ・センプリーチェは、
独奏ヴァイオリンと弦楽器が一緒になって始まる。
打楽器がリズムを刻み、独奏ヴァイオリンがそれに絡み、
そのあとは弦楽器と独奏ヴァイオリンの掛け合いの部分となる。
弦楽器が繰り返す音型に独奏ヴァイオリンが絡んで、
最後は独奏ヴァイオリンが伸ばす一音で終わる。

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