Mars&Jupiter

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ニルス・ゲーゼの交響曲第8番ロ短調作品47を聴く

2017-08-20 06:27:58 | 古典~現代音楽デンマーク編
今回とりあげるのは1817年生まれのゲーゼが、
1869年から71年にかけて作曲した交響曲第8番ロ短調作品47である。
今回聴いたCDは、ネーヴェ・ヤルヴィ指揮、
ストックホルム・シンフォニエッタの演奏によるものである。
第1楽章アレグロ・モルト・エ・コン・フォーコは、
力強い二音で始まり、そのあと弦楽器が力強く、
しかし暗い影をもった第一主題を奏でていく。
生き生きとしたその感じはメンデルスゾーンを感じさせもする。
金管楽器も鳴り響き、対照的な明るい第二主題が現われる。
提示部が繰り返されたあと、展開部に入り第一主題中心に変形され、
再現部に入り、最後は盛りがったところで力強く終わる。
第2楽章アレグロ・モデラートは、弦楽器により奏でられた主題が、
少し影を見せながらも繰り返されていったあと、明るい旋律も現われる。
再び冒頭の主題が繰り返され、力強く終わる。
第3楽章アンダンティーノは、チェロなどで奏でていく旋律で始まる。
明るく穏やかであるが、金管楽器が加わり、盛り上がりもみせていく。
牧歌的で平和な感じの楽章であり、最後も穏やかに終わる。
第4楽章アレグロ・ノン・トロッポ・エ・マルカートは、
金管楽器のファンファーレ風の音楽に始まり、
堂々とした力みなぎる主題が奏でられる。
対照的な優しい感じの主題も現われる。
主題中心に盛り上がりをみせたあと、最後力強く終わる。

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