Mars&Jupiter

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ニコロ・パガニーニの「胸のときめき」による序奏と変奏曲を聴きながら、横浜から星川駅まで歩く

2008-05-14 06:01:34 | 古典~現代音楽イタリア編
昨日は横浜から星川駅まで歩いた。
途中聴いたのは、1782年生まれのパガニーニの作品。
イタリアに生まれたヴァイオリンのヴィルトゥーゾ、
その彼は演奏家としてヨーロッパ各地で活躍した。
だからというわけでもないが、彼が作曲した作品は、
そのヴァイオリンという楽器の魅力を
味わうことができる作品ばかりである。

「胸のときめき」による序奏と変奏曲イ長調作品13は、
ロッシーニの歌劇「タンクレディ」の中のアリアをもとにし、
1819年に作曲された管弦楽とヴァイオリンによる曲である。
エリンカ・グッリ・カヴァッロのピアノ伴奏
フランコ・グッリのヴァイオリンによる演奏で聴いた。
序奏のあとで主題に基づく変奏が展開されるが、
ヴァイオリンを知り尽くしたパガニーニだからか、
技巧的な演奏をみせてくれる場面が多く、
曲が進めば進むほど、演奏者の腕の見せどころが
出てくる曲なんだなあという感想を抱いた。

カンタービレニ長調は、パガニーニの愛奏曲のようで、
甘美な旋律が魅力的な4分足らずの小品である。
このロマンティックな曲を聴くと、
何だか心が満たされて幸せな気持ちになる暖かい曲である。
このCDの中には他に「24のカプリス」のうちの、
第16番と第17番が入っており、これらもいい曲だが、
「24のカプリス」については別の機会に触れよう。

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